" />

老後資産形成

【2021年度版】老後資金2,000万円までのロードマップを解説

老後資金2,000万円問題について、将来不安に感じている人のためにロードマップを作成しました。

自分が置かれている状況を把握し、まず何を行うかが分かるように作成しております。

何からどうやって始めていいか分からない場合の参考にしていただけると幸いです。

スポンサーリンク

老後資金2,000万円までのロードマップ

⓪借金の完済(借金がある人のみ)
①100万円貯める(貯蓄できない人生からの脱却)
②投資を開始する(iDeCoやNISAの非課税枠をフル活用)
③iDeCoで積立てた金額を受け取る

⓪借金の完済(借金がある人のみ)

住宅ローン以外の借金があるのなら、貯蓄や投資の前にとにかく完済することです。

複数個所から借り入れがある場合、一番利息の高いところから返済するのがポイント。

尚、住宅ローンは低金利のため、繰り上げで返済を早めるより返済金利を上回る利回りの株式や投資信託等を優先して購入し、早めに資産形成に向けた動きを始めることをおすすめします。

①100万円貯める(貯蓄できない人生からの脱却)

100万円貯めることがファーストステップ。

投資は余裕資金で行う必要があるため、まず半年分の生活を防衛できる資金を作らなければなりません。

まず、無職の人は就職して毎月収入のある状態にすること。

自営・起業でもよいが、成功する人は極めて少ないのが実情です。失敗したとき⓪に転落するリスクがあるため、余程自身がない限り、まずはサラリーマンになることを推奨します。

100万円を貯めるまでの期間

お給料をもらったら可能な限り貯蓄に回し、1~3年かけて貯金100万円までもっていきましょう。

1年で100万円貯めるには月83,000円強とややハードルが高いですが、3年なら月28,000円弱で済むため現実的。

急な出費を考えると、3年計画で早まればラッキーくらいで、気楽に考えることが重要です。

無理に貯蓄に回してストレスを溜めすぎると心身ともに衰弱し、かえって資産形成の障害となります。

自分の収入に合わせて、無理のない範囲で目標金額を設定しましょう。

貯蓄に対する考え方を変えることで、貯まりやすさが変わる

貯金に対して多くの人は、

「諸々支払いを済ませてから、余った金額を貯金する」

と考えがちです。

この考え方では、誘惑の多い現代社会において、なかなかお金は貯まらないでしょう。

そこで、毎月の貯金は「生活および娯楽にかかった費用を支払って、余ったら貯金」ではなく

「先に〇万円引いて、余ったお金で生活する」

と考え方を変えると貯まりやすいです。

順番が重要で、他人への支払いより先に自分への支払いを行いましょう。この順番をルール化することで、必然貯金は増えていきます。

また、上記の〇万円には手取り月収の10%以上を入れること

理由は、一般人の生涯収入が約2億円と言われているため。単純計算でその10%が2,000万円となり、実は貯蓄だけで投資をせずとも理論上老後資金は形成できるからです。

◆関連記事
老後資金2,000万円は無理ではない! 誰でも貯められる根拠とは?

②投資を開始する(iDeCoやNISAの非課税枠をフル活用)

上述のとおり、理論上貯蓄だけで2,000万円貯められます。

しかし、

「将来物価が上がり、2,000万円では足りなくなる」

「長生きして老後期間が長くなり、貯蓄が底をつく」

「そもそも収入が低すぎて10%貯金では2,000万円に届かない」

「資産形成に目覚めたが、すでに40代。時間が足りない」

といったリスクが考えられることも事実です。

そのため、会社からもらうお給料以外に、収入源を確保する必要があります。

まず思いつくのが副業ですが、副業も起業の小規模バージョンと言えるため、上述のとおりうまくいく人はほとんどいません。

また、アルバイトとしての副業は切り売りする時間が長くなり、ただでさえ少ない大切な時間をさらに減らすこととなりおすすめできない手段です。

こう考えていくと結局、資産形成するには投資が必要となります。

忙しい自分に代わって、投資することでお金にお金を稼いできてもらうのです。

投資手法はインデックス投資でiDeCo口座を使うのがおすすめ

投資にはさまざまな種類がありますが、必ずローリスクローリターンなインデックス投資の手法を選択すること

そして、iDeCo口座を開設し、インデックス型の投資信託を毎月積み立てていきます。

貯蓄だけでは、利息がメガバンクで年利0.001%しかつかないため、資産形成は難しいです。

利息の高いネット銀行でも、「あおぞら銀行」なら0.2%(2021年時点)まで上げられますが、せいぜい得られるのは100万円入れてもたった年間2,000円。これでは到底資産は増えていきません。

一方、インデックス投資はローリターンではあるものの年平均5%くらい期待できるため、100万円あれば年間5万円増やせる計算です。

そして、iDeCoは原則途中で積立てた金額を現金化することができないため、ほぼ強制的に老後資金となります。

途中で引き出してしまい、他の資金として使ってしまう心配がないのです。

この「途中で現金化できない」ことがiDeCo最大のデメリットと言われますが、手を付けられないことが逆に老後の資産形成だけにフォーカスすればメリットとも言えますね。

たくさん投資したい人は「つみたてNISA」や通常の「特定口座」も利用しよう

iDeCoでは毎月投資できる金額が少ないため、余裕ができたら「つみたてNISA」も利用してみましょう。
※掛け金の上限はiDeCo公式サイトをご確認下さい。大体の方は、12,000円~23,000円が上限です。

こちらも利益は非課税となります。

さらにこのNISA枠をも超える金額を積立てられる場合は、特定口座で積立てを。

ただし、こちらは非課税ではなく利益の約20%が課税されます。

◆おすすめの証券会社

SBI証券

iDeCoには減税効果がある

iDeCoの掛け金は全額控除の対象となります。

毎月20,000円積立てれば、その年の所得を24万円減額することが可能です。

60歳まで引き出せないものの年末調整や確定申告をすることで、翌年の住民税や所得税が下がり手取りが多くなります

現役世代にもメリットがあることを覚えておきましょう。

③iDeCoで積立てた金額を受け取る

60歳になったら、積立てた金額を現金化することができます。

一時金として一気に受け取る方法、年金として毎月少しずつ受け取っていく方法を選択でき、さらにこの両方を合わせて受け取ることも選択可能。

受取りの際、利益は非課税となりますが、積立て額と積立て期間によっては受け取り金額に課税されることもあります。

できれば課税されないように、またはされても得になるように受け取りたいものですが、始まったばかりの制度につき長期間積立てて受け取った経験者が誰もいないのが現状。

今後ルール変更される可能性もあるため現時点ではっきりしたことは言えず、今は受け取り方についてあまり考える必要はないでしょう。

最後に受け取った金額と自身で他に蓄えた資産の合計が2,000万円以上になっていたら、晴れて幸せな老後生活をスタートすることができる・・・はず。

更なる高み【FIRE】を目指す

老後資金の目途は、インデックス投資を始めた段階でほぼついていると言っても過言ではありません。

あとは、何があっても投資を続けていけば問題なしです。

しかし、上述のとおり果たして老後資金が2,000万円で足りるのか否かは、20~30年経ってみないと誰も分かりません。

また、インデックス投資は資産が増えていくものの、定年まで生活水準は変わりません。

インデックス投資をしていると資産の大半を投資信託としているため、手元に現金を多く持っていないからです。

このことがインデックス投資のモチベーションを低下させる要因となります。

そこで、余裕のある人はワンランク上の早期リタイア、通称「FIRE」を目指すことを推奨します。

年収の多い人や早く始めた人は、30~40代にリタイアすることも夢ではありません。

高配当株や不動産などお金を生む資産を購入する

方法は前述のインデックス投資に回す金額を増やすことでもいいですが、それとは別の投資手法も取り入れることです。

別の方法の具体例は、高配当株であったり不動産(投資用限定 現物でもREITでも可)であったり、とにかく持っているだけで収入を生む資産を買うこと。

これらの資産を買い漁り、会社からの給料より資産からの収入が多くなり、投資資産だけで生活費を賄えるようになった時点で晴れてFIRE達成となります。

ただし、配当利回りは株式・不動産いずれも、高ければいいものではありません

  • 配当金をたくさんくれるが業績が悪い企業 → 減配・無配になるリスク
  • 利回りは高いが立地が悪い不動産 → 入居者がつかない空室リスク

株式や不動産投資には、こういったリスクがつきもの。

必ず株式の場合は業績、不動産の場合は立地や築年数など、配当利回りとセットで買っていい資産か否かを判断しましょう。

資産形成する上でやってはいけないこと

資産形成する上で、やってはいけないことは以下のとおり。

  • 生活費に手を付けて投資をする
  • 短期トレード(FX、株の信用取引、仮想通貨など)
  • 途中で積立てをやめる
  • 過度な自分へのご褒美を与える

生活費に手を付けて投資をする

投資にリスクはつきもの。

どんなに優れた投資家でも、株価が明日上がるか下がるかなど、100%言い当てられる人はいません。

もし生活費まで手を付けて失敗すると、⓪の借金生活まで転落するリスクがあります。

相場が暴落時でも冷静でいられるよう、必ず投資は余裕資金で行って下さい。

短期トレード(FX、株の信用取引、仮想通貨など)

成功者はいるものの、99%成功しないと考えてしまって問題ありません。

それは、第一に成功者の手法を真似ても、まず再現できないからです。

例えば、大谷選手に投げ方を教わったら、素人がノーバウンドでキャッチャーまで届く玉を投げられるようにはなるかもしれないし、経験者は幾分球速を上げられたり、新たな変化球を投げられたりするようになるかもしれません。

しかし、大谷選手同様に160キロの球を投げたり、同じくらい曲がるスライダーや落ちるスプリットを投げたりすることまではできません。

少し大げさな例ではありますが、短期トレードで稼ぐ人とそれ以外の人では上記くらいの違いがあると考えて下さい。

そして第二に、もし一時的に短期トレードで成功しても、それが実力によるものなのかたまたま勝てる相場だっただけなのかが分からないこと。

そのため、たまたま勝てたことを実力で勝ったと勘違いし、最終的に勝った額以上に負けてしまうのです。

ただ、実際に勝っている人がいるのも事実のため、どうしてもやりたい人は、破滅しない金額をBETして挑戦するようにしましょう。

途中で積立てをやめる

投資は続けることで成果が出ます。

特にインデックス投資は20~30年と結果が出るまでに長い年月を要するもの。

すぐに結果が出ないと諦めてしまう人が多いですが、辛抱強く積立て続けることが唯一投資で勝てる方法です。

途中で積立てを止めたり、短期トレードなど他の手法に乗り換えたりしないよう注意しましょう。

過度な自分へのご褒美を与える

無理して切り詰めて貯蓄や投資に精を出すことは、ストレスとなります。

そのため、適度に浪費することも資産形成する上で大切なことに間違いありません。

しかし、だからと言って頻繁に自分へのご褒美といって浪費を繰り返しては、一向に資産は増えません。

収入を増やすことは誰にでもできることではありませんが、支出を減らすことは誰にでもできます

資産形成において一番効果的なのは、実は支出を減らすことなのです。

老後資金2,000万円貯めるのに大事なのは収入を増やすことより支出を減らすこと

最後に、資産形成する上で一番重要なことは、収入を増やすことではありません。

自分の欲望をコントロールできない人は、仮に年収が100万円増えようが1,000万円増えようが、結局1年経って残る金額は年収が低いときと同じになります。

そのため、最も重要なことは「支出を減らすこと」になります。

支出を減らすというと、すぐ思いつくのが食費になりますが、日々の生活必需品は単価が低くまた過度に減らすと健康を害することとなります。

そのため、高額なものにメスを入れるのが正解です。

効果的な例は以下のとおり。

  • 住宅費(家賃)
  • ほとんど乗らない自動車
  • 不必要な保険

■住宅費
家賃は、月額手取り給料の30%以内に収まっていなければ、引っ越しを検討下さい。また、物件購入を考えている人は、安易に資産が残るからと高額の住宅ローンを組まないよう注意しましょう。

■自動車
使わない自動車を所有している人は、売却して使うときだけカーシェアやレンタカーを。
年間維持費数十万円は浮きます。

■保険
医療費は国民皆保険でだいたい賄えます。不要な生命保険や医療保険は解約しましょう。

特に住宅と保険は、

「物件を所有することが当たり前」

「民間の保険に入ることが当たり前」

といったことが常識とされています。

100%間違った常識とまでは言えませんが、「みんなが買っているから」「みんな加入しているから」と安易に考えず、自分にとって本当に必要なものかよく考えてから購入しましょう。

次は、高額ではないが効果的なこと。

  • 使わないサブスクの解約
  • 電力会社の見直し

■使わないサブスク
サブスクは月数百円でも、年間では数千円になります。使用頻度が低いなら解約しましょう。

「昔はよく使っていたが、今はほとんど使わない。でも、月数百円だしまあいっか」とほったらかしている心当たりがあるのなら、見つけ次第切り捨てましょう。

■電力会社の変更
東京電力など、従来の電力会社と契約中なら、間違いなく新規参入してきた電力会社へ変更した方がお得です。

以下にいくつかおすすめ電力会社を紹介しておきます。

あしたでんき 【Looopでんき】

どちらも基本料金なしで、使った分だけというのが特徴です。

料金形態も単純(〇kwhから単価が上がるといった計算がない)で分かりやすいですよ。

まとめ

簡単に老後資金2,000万円までの道のりをまとめると、

  1. 借金があるならまず完済する
  2. 就職して半年分以上の生活費(100万円)を貯める
  3. 投資(インデックス投資の積立て)をはじめ、60歳になるまでやめない

となります。

そして、「2,000万円では不安」「早期リタイア(FIRE)も目指したい」のなら、インデックス投資への投入金額を極限まで増やすか、高配当株や不動産も購入し、配当金や不労所得を受け取れる状況を作ることです。

多くの人にとって2,000万円は大きな金額に感じるかもしれませんが、実はたったこれだけのことをすれば、理論上誰でも手の届くレベルなのです。

ところが、現代社会においては様々な誘惑と間違った常識が根付いているため無駄な支出が多くなり、多くの人がなかなかお金を貯められない状況に陥ってしまっております。

収入に関しては、月20~30万円あれば十分。

あとは毎月インデックス投信を積立てていけば、勝手にお金がお金を増やしてくれます。

反対に、支出については自分自身でコントロールしなければなりません。

少し気を緩めると、あっという間に貯めたお金はなくなってしまいます。

ストレスに感じない程度の節約を行い、あとはお金に働いてもらうことで老後の資産形成を目指していきましょう。

スポンサーリンク

-老後資産形成