最近「インデックス投資」って流行っているみたいだけど、どんな投資手法なの?
といった疑問にお答えします。
この回答を最初に取っつきやすいよう競馬に置き換え説明すると、
・どの馬が勝つか当てる
→ 個別株投資
・競馬の運営会社(胴元)に投資する
→ インデックス投資
とほぼ同義になります。
どの馬が勝つか当てるのは難しいけれど、胴元はどの馬が勝とうが負けようが必ずプラスになります。
インデックス投資は胴元にBETしているようなものだから、プラスになる可能性が高いのです。
インデックス投資とは?
という疑問に対して上記を覚えれば事足りますが、もう少し掘り下げて解説いたします。
本記事を読んで、インデックス投資とはどういったものか、ご理解いただけると幸いです。
競馬はあくまでインデックス投資を分かりやすくするための例として使いました。
競馬の胴元に賭ける手段は一般人にはありません。
そして、還元率70~80%のため、馬に賭けても勝ち続けることは不可能です。
ギャンブル還元率ランキングより
インデックス投資とは
上述のように、最初に分かりやすく置き換えて競馬で説明しましたが、まっすぐに回答すると、
市場の動きを示す指数(インデックス)に連動すること
を目指した投資信託等を買っていく投資手法です。
では、インデックスとはどういったものなのか?
代表的なものは以下のとおりです。
・日経平均
・TOPIX
・NYダウ
・ナスダック
・S&P500
みなさん、どれもニュース等で目にしたことはあるではないでしょうか?
これらの指数と同じ動きを目指した機関投資家をインデックスファンドと呼びます。
その投資信託等を購入するのがインデックス投資なのです。
なぜ、インデックスと同じ動きを目指すのか?
次に、以下のような第2の疑問が湧いてくるかと思います。
市場の平均値目指してどうするの?
投資している人の9割が負けると言われる世界で、平均点じゃマイナスになるんじゃない?
確かに80点、90点といった高得点を狙わなければ、勝てないと思われるのは分からなくありませんね。
しかし、安心して下さい。
市場平均は長い年月で見ると、上昇傾向にあるのです!
下図はS&P500のチャートです。
ご覧のとおり、何度か大きめの暴落がありながらも、最終的に高値を更新しているのが分かりますね。
有名どころでは、赤丸部分がリーマンショックです。
世の中は、
・白黒テレビ → カラーテレビ(ブラウン管) → 液晶テレビ
・ガラケー → スマートフォン
といったように、どんどん進化し続けています。
市場規模は年々大きくなっていくため、基本世界ベースの経済は伸びるのが当たり前。
日本に住んでいると実感できませんがね・・・
そのため、平均点を目指すだけで資産を増やすことができるのです。
インデックス投資の落とし穴
上述のとおり、市場平均を目指すだけで勝てることは分かりました。
しかし、なんでも市場平均を目指せしていれば良いというわけではありません。
その急先鋒が、我らが日経平均です。
上図のとおり、1989年の史上最高値を30年以上更新できていません。
もし1989年から日経平均に投資していたら、約40,000円がリーマンショックで約7,000円まで資産を激減させておりました!?
そして2012年以降は上昇しておりますが、30年前に比べるとまだ低い位置にあることが分かりますね。
そのため、日本株では平均点を目指しても、それ程利益を上げることができないのです。
前述で紹介したインデックスの他にも、世界には多数のインデックスがあります。
しかし、勝てる条件として、
長期で右肩上がりに上昇している
指数のインデックスファンドのみ購入することになります。
潰れるパチンコ屋のように、そもそも胴元が儲かっていないところに投資しても意味はありません。
胴元が儲かっているところに投資してこそ、インデックス投資の利点を生かすことができるのです。
インデックス投資のメリット・デメリット
インデックス投資の概要は前述のとおりです。
最後に、インデックス投資メリット・デメリットを簡単にお伝えします。
以下の内容を把握してインデックス投資を始めれば、失敗する確率を減らすことができるでしょう。
インデックス投資のメリット
・長期間ではプラスになる可能性が非常に高い
・特別なスキルがなくても始められる
前述のとおり、S&P500などの右肩上がりの指数に連動した投資信託を買うだけで、勝てる可能性が高いです。
また、個別株のように財務諸表を読む力やテクニカルでチャートを読む力も必要ないため、誰でも特別なスキルなしで始められます。
インデックス投資のデメリット
・短期間で大きな利益は上げられない
・暴落に耐え切れず売却してしまう
インデックス投資は長期投資のため、短期間で資産を何倍にも増やすことは不可能です。
また、長期投資ということは、必ず大暴落に見舞われます。
そのため、含み損を見て耐え切れず、途中でやめてしまうことも大いに考えられるリスクです。
特に初心者は大した下落でなくても耐え切れない人が多いため、目先の損益に一喜一憂しないことが非常に重要となります。
まとめ
最後に本記事のまとめです。
◆インデックス投資とは?
競馬で勝つ馬を当てるのではなく、必ずプラスになる胴元に投資するイメージ
◆インデックス投資の落とし穴
儲かっていない胴元(日経平均など)に賭けてはいけない
◆インデックス投資のメリット
・長期間ではプラスになる可能性が非常に高い
・特別なスキルがなくても始められる
◆インデックス投資のデメリット
・短期間では大きな利益を上げられない
・途中で必ず大暴落に見舞われる。その際精神的に耐え切れず、途中でやめてしまう
インデックス投資は誰でも再現可能な優れた投資手法です。
しかし、間違った考え方や精神的な問題で、メリットを生かすことができずやめてしまう人が多いことも事実。
まず投資先の胴元が儲かっているかを確認し、一度投資したらとにかく長期間、投資し続けることが重要なのです。
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