
「次にどの株を買おうかな?」
「今日の値動きはどうなっているかな?」
と考えたとき、みなさん何を使って調べているでしょうか?
もちろん現在はインターネットが普及しているため、書籍よりWEBサイトを使って調べられている方が多いかと存じます。
しかし、よく利用されるであろう「Yahooファイナンス」では、今日の値動きは確認できても、業績や財務状況といった企業分析は難しいです。
そこで、今回は収益や財務状況といった分析について調べるのに最適と思われる「IR BANK」を紹介させていただきます。
◆IR BANK のトップページはこちら
非常に使えるツールですので、みなさんも企業分析にご利用いただけると幸いです。
目次
本記事の参考動画
第169回 【初心者向け】高配当株の「分析ツール」の使い方をカンタン解説【株式投資編】
いつもお世話になっている「リベ大」さんの動画です。
ツール紹介の他、どの部分を確認すべきか分かりやすく解説されております。
「IR BANK」が優良高配当株を探すための超優良ツールと言える理由とは?
「IR BANK」が使える理由は以下のとおり。
- 過去10年くらい前までの業績・財務状況が確認できる
- 無料で使えて会員登録などの煩わしさも一切なし
過去10年くらい前までの業績・財務状況が確認できる
Yahooファイナンスやメインで利用している証券会社のサイト、書籍の会社四季報などは、5年くらい前までの業績・財務状況しか確認できません。
一方、「IR BANK」なら過去10年分さかのぼって確認できます。
幸いまだリーマンショック時のデータも残っているため、当時の業績や減配したか否かなどを確認することができます。
高配当株投資において、過去の業績はできる限りさかのぼって確認したいものです。
特に、最近は実体経済はともかくとして、大手企業の業績はここ10年程ずっと好調でした。
そのため、ここ数年の業績が良かったというだけでは、投資対象として判断する材料としては事欠きます。
リーマンショックや昨年のコロナショックのような大暴落のときにも強さを発揮する、そんな企業で高配当な銘柄を探すのに最適のツールです。
無料で使えて会員登録などの煩わしさも一切なし
このツールの良いところは、無料で使えるところです。
例えば、私がメインで使っている「株探」だとプレミアム会員になれば、20年以上さかのぼって確認することができます。
しかし、有料(1,980円/月)になってしまうため、ちょっとハードルが高いです。
また、会員登録をするようなサービスだと登録が面倒くさかったり、不要なメールが届きまくったりと煩わしいものです。
「IR BANK」は面倒くさい会員登録なく無料で使えるところが、非常に優れております。
IR BANK で確認する項目は?
私個人的には、最低限以下の項目を確認すればいいと考えております。
- 配当利回り
- 配当性向
- 自己資本比率
- フリーキャッシュフロー
動画内では「売上」「営業利益率」「現金等」なども確認項目に入っておりますが、どの項目をどこまで確認するかは銘柄次第でいいかと存じます。
例えば、自己資本比率は最低40%以上という目安がありますが、これを銀行やリース業に当てはめたら、すべて投資不適格になります。
これらの業種は、他人の資産を預かって運用して利益を上げることを本業としているため、自己資本比率が極端に低くなって当然です。
そのため、売上や営業利益率など他の項目を確認して、問題ないようだったら投資できる銘柄と判断していけばいいのです。
確認項目が多すぎると全項目クリアする銘柄はかなり少なくなってしまうため、総合的に判断する能力を身につけていきましょう。
終わりに
今回は動画および株式投資において優秀なツールの紹介をさせていただきました。
今はYouTubeで投資の勉強ができる時代になったため、YouTube動画も重要なツールのひとつです。
個人的には、出先で今日の株価など簡単な内容を確認するときは「Yahooファイナンス」、家でじっくり調べるときは「株探」および今回紹介した「IR BANK」を活用しております。
「IR BANK」は無料で会員登録もいらないため、ストレスなく使えます。
今まで使ったことなかった人は、是非ご利用してみて下さい。