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高配当株

【三菱商事】総合商社の序列変動か?決算発表を受けて大幅下落↓↓↓

5月7日、注目していた三菱商事の2021年3月期の最終決算が発表されました。

発表はまだ午後の取引中に行われていたため、この決算発表を受けて株価が大きく変動しました。

結論からお伝えすると、2021年3月期の最終決算は予想を超えて酷かったです。

三菱商事は、高配当株銘柄として多数のブロガーさん(こびと株さんや三菱サラリーマンさんなど)が推奨する銘柄。

しかし、少しそれを鵜呑みにして買うのはいかがなものかと考え、記事にしてみました。

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三菱商事の2021年3月期最終決算

三菱商事の2021年3月期の結果は、上図のとおりです。

純利益は1,725億円で前年比67.8%のマイナス。

上図にはありませんが第4四半期に至っては、前年同期比-97.9%で利益はたった34億円しか積み増しできませんでした。

他の大手企業の最終決算を見る限り、

「とりあえず出しておいた純利益2,000億円は超えてくるのでは?」

と市場の大半は予想していたと思われます。

この前に発表された「三井物産」や「丸紅」の決算内容は強く、三菱商事も当然それなりの数字であろうと思われて当然です。

ところが、蓋を開けてみると、低いと思われていたハードルすら超えられない結果に・・・

今期は2.2倍の3,800億円の黒字を見込んでいるものの、1株配当134円を維持しても配当性向52.1%と、やや無理している感があります。

前期が見通し未達で終わったわけですから、今期も達成できるかどうしても疑問符が残ってしまいます。

これでは、決算発表を受けて株価が下がってしまうのは当然ですね。

>>>三菱商事の決算詳細はこちら

ライバルと比較。三井物産はコロナでも踏みとどまった

続いて、他の総合商社の決算を見てみます。

三菱商事のライバルは、「伊藤忠商事」と「三井物産」です。

伊藤忠はまだ決算発表前のため、先に発表されていた三井物産と比較してみます。

上図のとおり三井物産の純利益は3,354億円です。

前期比14.3%マイナスとなりましたが、三菱商事の67.8%ものマイナスに比べると、コロナの影響は最小限に食い止めた感があります。

第4四半期に至っては、前年同期比2.4倍の利益を積み上げてきました。

1株配当も85円、今期は90円に増配となりますが、配当性向32.3%と無理しておりません。

さらに、注目すべきは今期の利益見通しです。

4,600億円は過去最高の2012年3月期を上回ります。

この点からも、三菱商事より三井物産に勢いを感じますね・・・

大本命の伊藤忠の決算発表を待たず、今期は2位以下に甘んじることとなる三菱商事。

尚、本来格下である丸紅も前期赤字から2,000億円以上の黒字であるため、現時点で3番手です。

前期に限って言えば業界4位まで転落することが濃厚となってしまい、本来のポジションである総合商社トップの座は、かなり遠のいてしまいました。

今後は伊藤忠商事と業界1位を争うより、三井物産との2位を争う存在になってしまうことでしょう。

>>>三井物産の決算詳細はこちら

三菱商事の高配当銘柄としての地位、総合商社内での序列は?

上述のとおり、三菱商事は今後、伊藤忠商事と業界トップを争うより、三井物産と2位の座を争う存在となりそうです。

そのため、もし上位3社の配当利回りが同じとなった場合、

①伊藤忠商事 → ②三井物産 → ③三菱商事

の順番で株を購入するのが、現時点でベストと考えられます。

つまり、三菱商事の序列は、現時点で三井物産に抜かれ3位に転落したと判断してよいでしょう。

次に、三菱商事がそもそもまだ高配当銘柄として魅力があるかを考えます。

結論からお伝えすると、現時点ではまだ魅力ありです。

前期の決算は悪かったものの、もう終わってしまったことです。

今期この反省を生かし、最低でも今回発表した見通し以上の利益を積み上げれば、十分予想通りの配当金を支払えます。

配当利回りも4%以上あり十分です。

しかし、今期も同様に未達となると、もう見通しに対する信頼は失われるでしょう。

株価は急落し、業績悪化が加速したり長引いたりすると減配もあり得ます。

そこまでになったら、もう保有していたら売却し、保有していなければ投資対象から外すほかありません。

ただ、現時点ではそこまでに至る程ではないため、あまり数量を多く買いすぎなければ問題ないかと存じます。

まとめ

  • 三菱商事の序列は三井物産に抜かれ3番手へ。買う優先度は低下
  • 高配当株としての魅力はまだあり、少量なら購入してOK
  • ただし、今後も業績が悪化するようなら、売却または購入対象から外される可能性もあり

これまで総合商社の代名詞であった三菱商事。

しかし、近年は伊藤忠商事に玉座を奪われ、今期に至っては三井物産・丸紅にも敗北しております。

近年の旧財閥系企業は、総合商社に限らずどのセクターでもあまりトップを取れておりませんね。

今後投資判断する場合、

「旧財閥系だから、絶対倒産しないから大丈夫」

と安易に考えるのは危険です。

同じ業種のライバル企業と比較しながら、投資判断するようにしましょう。

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