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高配当なしの自動車株は塩漬け厳禁!ボロボロの第1四半期決算となった理由とは?

2021年8月で自動車業界の第1四半期決算が出そろいました。

これまでいくつかの業種を取り上げてきましたが、ここまでひどい業種は他にありません。

昨年まで高配当がゴロゴロあった業界だけに、多くの方が自動車株を保有し続けていることと思いますが、結論としてトヨタ以外は今すぐ損切りするべきです。

以上のとおり「自動車に投資しない」で話は終了ですが、せっかくなのでどれだけひどい決算内容であったか表にまとめてみました。

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高配当がなくなった自動車株に魅力なし。ボロボロの第1四半期決算を振り返る

まずは売上と利益から見ていきます。

上図は主に普通乗用車がメインの企業のみで比較しております。

大型がメインの「日野自動車」や「いすゞ自動車」は除外しております。

王者トヨタは黒字も前年比7割減。通期でも6割以上の減益見込み

トヨタは国内時価総額トップの企業です。

そんな日本を代表する企業でも、コロナ渦でこれだけ苦戦を強いられております。

最終的に7,300億円の利益を見込めるため、減配は避けられないかもしれませんが、ある程度配当は出せると考えられます。

現在株価も7,000円台と比較的高い位置をキープしているため、この企業だけは唯一保有し続けても問題ないでしょう。

しかし、これから購入するとなると話は違います。

株価7,000円はやや初期投資するには高いです。

どうしても購入したい場合は、100株未満で購入可能な証券会社に口座開設して、少しずつ購入するのが無難です。

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2位以下は五十歩百歩。日産と三菱自動車の凋落が際立つ

トヨタを除く他6社は、スズキのみギリギリ黒字で他はすべて赤字です。

通期でみるとホンダが1,650億円とそれなりの黒字を見込んでいるものの、第1四半期は赤字のためあまり信用できません。

尚、上記の表は時価総額順に並べておりますが、これまでトヨタに次ぐ2番手であった日産と、どの業種でも1、2位を争っている財閥系の三菱自動車の苦戦が目立ちます。

この2社は不正や代表の逮捕などコロナ以前からいろいろと問題がありました。

そのため、赤字幅が他社よりも大きくなっております。

この惨状を見ると、大企業で高配当という理由だけで株を購入することが、如何に危険なことかがよく分かるでしょう。

2021年3月期の自動車株の配当は全社減配・無配の見込み

続いて、2021年3月期の配当予想を見ていきます。

軒並み減配か無配、トヨタはまだ配当予想を出しておりませんが、おそらく減配は免れません。

高配当銘柄の「日産」は今期無配の見通しに

まず、自動車業界の中で、高配当の象徴のような企業が「日産」でした。

時価総額1兆円をゆうに超える大企業で高配当であったため、それを理由に保有しつづけた方は多いことでしょう。

しかし、前会長の逮捕以降、業績悪化が鮮明となり2020年期末配当はついに無配に。

今期も同等の赤字が予想されており、無配が続く見込みです。

コロナが原因で一時的に工場が閉鎖され、店舗も開けず売れないのなら救いようがありますが、そもそもコロナ以前から不正があり業績も悪化しておりました。

6,700億円もの赤字の見通しであることから、今後すぐに復活して高配当に戻ることは限りなく0に近いでしょう。

高配当がなくなったため、無理に自動車株に分散する必要はない

おそらく配当未発表のトヨタが、よくて配当利回り3%程度です。

他は無配か1~2%程度の利回りとなる見込みため、高配当投資において買える株はありません。

配当利回り4%以上の企業は「総合商社」「銀行」「通信」などに多く存在し、また自動車業界よりはるかにまともな業績です。

高配当投資を行っている投資家は自動車株に固執せず、損切りして別の業種に乗り換えるべきです。

自動車業界の業績および配当の復活はあるか?

最後に、現在の自動車業界は悲惨な状況でありますが、今後復活する見込みはあるのでしょうか?

私の個人的な意見としては、以下の理由から復活する可能性は低く、いくつかの企業は破綻したり統合されたりするのではと考えます。

車を所有する時代の終焉

以前の記事にも書きましたが、車を所有する世帯はどんどん減っています。

カーシェアの台頭やそもそも若い世代で車を持つこと自体に興味がなく、また当たり前に持っていることを疑問視する考えも広がりつつあります。

今の若い人達が40代、50代になったとき、おそらく車を持つ人はさらに少なくなるでしょう。

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人口の減少

これから日本の人口はどんどん減っていきます。

人一人増えればその分衣食住などの需要が見込めますが、反対に今後1億人を割り込むことになると、約2,000万人分の需要が失われるのです。

特にいまだ車が必需品となっている地方の人口が減り続ければ、その分車の売上も落ちていくでしょう。

まとめ:自動車株復活の可能性は低い。塩漬けは厳禁

コロナの影響が一時的なものであるなら、しばらく我慢して持ち続けいずれ戻ったときに売るという戦略もあるでしょう。

高配当が維持できれば、その間配当金も入りストレスも少なく済みます。

しかし、コロナとは無関係の理由で復活は難しいと考えられます。

また、配当もほとんど期待できないことから、自動車株保有者は損切りして他業種の高配当株に乗り換えるのが得策です。

このように、誰もが知っている大企業でも株価は下がり、配当もなくなってしまいます。

高い配当利回りだけに気をとられず、業績と配当性向、業種の成長性などを考慮して、購入する株を検討することが重要です。

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