
タカラレーベン(8897)の株主優待はお米券です。
ほとんどの人がお米を必要としているでしょうし、もし白いごはんが嫌いだったとしても、金券ショップで換金することが可能です。
さらにタカラレーベンは、高配当であることも魅力のひとつ。
不動産株のため景気に敏感なのがネックですが、2020年7月2日時点で350円と倒産など万一のことがあっても、損失は35,000円で済みます。
比較的手を出しやすい株であるため、初心者にはオススメです。
目次
高配当かつ使える株主優待 タカラレーベンを解説
- 株主優待の内容は?
- 配当利回りは5%以上と非常に高い
- 売上は伸びているが利益は下がっている。値上がり益は望めない
- 不動産は景気に敏感 競合も多く業種的にはオススメできない
- リスクは35,000円。最悪倒産しても被害は少ない
株主優待の内容は?
- 100株以上→お米券1枚(1kg分)
- 500株以上→お米券3枚(3kg分)
- 1000株以上→お米券5枚(5kg分)
最低単元の100株で優待を受け取ることができます。
また、長期保有の条件もないため、3月の権利確定日までに所有していれば、配当金と株主優待両方を受け取ることができます。
配当利回りは5%以上と非常に高い

上記はタカラレーベンの月足チャートです。
株価は2016年以降失速。
以降は300円から500円くらいの範囲で低空飛行中です。
しかし、この間それ程業績が悪かった訳でもなく、2020年3月期は16円から19円へ増配されております。
配当性向は38%と決して無理してはおりません。
そのため、配当利回りは5%を大きく上回っております。
株主優待がありながら高配当でもあるため、高配当だけ狙う人にもオススメの株と言えます。
売上は伸びているが利益は下がっている。値上がり益は望めない

上図はタカラレーベンの業績になります。
2018年に最高益を出して以来、2年連続で減益しております。
2020年の売上は最高記録を更新しておりますので、いかに人件費等のコストを抑えていくかが利益を伸ばすための課題となります。
株価の上昇という面では、少々難しい株と言えるでしょう。
不動産は景気に敏感 競合も多く業種的にはオススメできない
不動産セクターは、私自身も本職で関わっていることで実感しておりますが、正直投資先としてオススメできません。
まず、不動産は景気に敏感です。
景気が良いときは、古くて駅から遠い物件が、ものすごい高値で売れてしまいます。
一方で、景気が悪くなると叩き売り状態になることもしばしば。
また、不動産業界は比較的参入しやすく、競合が常にひしめき合っています。
一度不祥事などで信用を失うと復活は極めて厳しい業界です。
以上から、不動産株の購入は極力控えた方が良いと考えられます。
リスクは35,000円。最悪倒産しても被害は少ない
タカラレーベンの2020年7月2日時点の株価は350円です。
100株で株主優待をゲットできるため、35,000円で優待を受けることができます。
先程「不動産株は買いじゃない」と主張しましたが、タカラレーベンなら最悪倒産しても被害は35,000円で済みます。
初心者で「とりあえず何か買ってみたい」、「株主優待を受け取ることを体験したい」というのであれば、リスクが少ないため買うのはありと考えます。
まとめ
- タカラレーベンの株主優待を受け取るには35,000円が必要
- 優待はお米券。使い勝手が良く、不要なら換金も可能
- 株価は低空飛行。値上がり益は期待薄
- 不動産株はオススメできないが、最大被害が35,000円ならリスクは低く初心者にはオススメ
不動産株はあまりオススメできませんが、タカラレーベンに関しては使える株主優待でかつ高配当、少額で投資できるためオススメできます。
しかし、あまり多く買いすぎるとリスクが高くなるため、100株保有を推奨します。
被害が35,000円なら破滅することはないので、「初心者が手始めに買う」「優待生活を目指す」といった人は検討してみてはいかがでしょうか?
株主優待をもらうための手順
- 証券会社へ口座を開設
- 口座へお金を入金
- 欲しい優待の株を購入
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松井証券
株主優待銘柄狙いの基礎知識は、以下の記事を参照下さい。