" />

FIRE

FIREするには資産いくら必要?ポイントは支出減と適切な資産運用です

※アフィリエイト広告を利用しています

スポンサーリンク

アーリーリタイアのことを最近では「FIRE」と呼ぶようになりました。

火や燃えることではなく、

ファイナンス(経済)
インディペンデント(独立)
リタイア(引退)
アーリー(早く)

の頭文字を取った言葉です。

FIREできれば、今後お金や人間関係に四苦八苦せず、自由に生きていくことができるでしょう。

そこで、

私もFIREしたい!!でも、FIREするには、いくらお金を貯めればいいのかな?

といった疑問にお答えします。

本記事では、FIREするには「いくら必要」で「どういった方法」で目指すのかを解説していきます。

FIREするのにいくら必要かを計算

アーリーリタイア(FIRE)にいくら必要かは、実は各個人によって異なります

いくら必要かの計算式は以下のとおり。

年間の支出 × 25 = アーリーリタイア(FIRE)に必要な金融資産

それでは、以下この式の詳細を解説していきますね。

まず年間支出を把握しよう

年間支出は個人差があるところとなります。

そのため、一概に万人に対して、

「〇千万円、〇億円あれば足りる」

とは言えないのです。

年間200万円で足りる人もいれば、500万円以上必要という人もいます。

とりあえず、自分の年間支出を把握していない人は、ここを算出してみましょう。

しかし、1年間に買い物したすべてのレシート・領収証を保管している人はまずいないと思います。

そこで、自分の支出を把握するためにまず、

・銀行の通帳
・1年間の給与明細

の2つを取り出して下さい!

そして、数字を以下の計算式へ当てはめてみましょう。

現在の預金残高 - 1年前の預金残高 = 1年間の資産増減額(①)
年収(手取り) - ① = 年間の支出額

※資産が銀行預金しかない場合を想定しています。

上記だけでは少々分かりにくいため、具体的な数字を入れてみます。

例:1年前の預金残高100万円 現在の預金残高130万円 手取り年収300万円

まず最初の式に入れると、

130万円 - 100万円 = 30万円

2番目の式に入れると、

300万円 - 30万円 = 270万円

以上の例でいくと、年間支出は270万円ということが分かりましたね。

「×25」の理由

株式の配当は、概ね4%くらいが適正といわれます。

また、インデックス投資の運用益も1年あたりに均すと、5%前後に落ち着きます。

利回りは低すぎると収入が少なくなり、高すぎると企業が無理して支払っている可能性があり、減配や無配に陥るリスクが上がります。

そのため、様々な株式等に分散投資をした際、均したら4%前後に落ち着くのがバランスの良いのです。

当たり前の計算ですが、「25×4」は100になります。

つまり、

100(全金融資産)から毎年生まれる4%の利益内で生活ができれば、 FIRE達成!!

となるのです。

戻って前述の例でいくと、

270万円 × 25 = 6,750万円

となり、購入した金融資産の合計金額が6,750万円に達したら、会社を辞めて良いと導き出すことができましたね!

預金だけではダメな理由とは?

バブル期は銀行に大金を預けていれば、それだけで現在の高配当株同等の利息を受け取れました。

そのため、1980年代くらいまでは株式に投資する必要性はなく、数千万円銀行に入れて放っておけばそれでよかったのです。

しかし、バブル崩壊以降現在まで低金利が長く続き、メガバンクへお金を預けていても0.001%しか利息はつきません

そのため、リスクはあるものの資産は、

持っているだけでお金を生むもの(株式・投資信託・ETF・不動産など)

に替えなければならないのです。

何億円預金があっても、そこからお金を生み出すシステムを作らなければ、いずれ預金は底をつきます。

何億もあったらさすがに一生持つでしょ?

と思う人は多いと思います。

しかし、多くの人はそのお金の使い方を誤り、早くにすべてを失うこととなります。

1回くらい高級なディナーで・・・

と1食で数万円使い、

1回くらい贅沢な旅行を・・・

と1回で数百万円使っているうちに、金銭感覚は確実に麻痺してきます

宝くじで当たった人がその後わずか数年で全財産失ったような話をよく聞くのは、このような理由があるからなのです。

そのため、FIREを目指す上で、自分の支出を把握しコントロールすることは収入増より大事なことと言えます。

FIREするのに重要なのは、収入増より支出減!?

FIREするのに、多くの人が年収を上げることに躍起になっています。

1000万プレイヤー目指すぞー!!

といった感じですね。

しかし、いくら年収を上げても、多くの人が自宅購入・車・保険など将来資産になり得ないものに大金を使ってしまいます。

また、日々の食費や娯楽に使うお金も、年収が上がると比例して支出も上昇・・・

そのため、年収が1,000万円もあるのに、貯金がほとんどない人が多く存在するのです。

年収1,000万円でも1年終わって1円も貯金できないようでは、何も意味はありません。

年収300万円でも身の丈にあった生活をし、年間50万円~100万円貯めてそれを株式等お金を生むものに投資することで、はじめてFIREへの道が開けてくるのです。

年収1,000万円 年間支出1,000万円 預金0

年収300万円 年間支出200万円 預金100万円

しかし、いきなり今の支出を見直して、給料の半分以上を投資に回すのは困難かと思います。

全く貯金ができていない人は、まずは手取り給与の10%でいいので、残すことができるように支出額をコントロールしましょう。

FIREするための具体的な手法は何か?

FIREを目指す方法は、主に以下3つの投資手法があります。

①インデックス投資
②高配当の個別株投資
③高配当ETFへの投資

以下、順番に解説していきます。

インデックス投資

インデックス投資は20~30年の超長期投資となるため、老後の不安をなくすのに有効な投資手法です。

右肩上がりの世界経済やアメリカ経済に毎月積立て投資し続ければ、リタイアした際に大きな資産を築ける可能性が高くなります。

指数に連動した投資信託を購入するだけなので、高度な知識や能力も必要ありません

しかし、

積立て段階では一切キャッシュが入って来ない

のが難点です。

よって、FIREまで目指す人には、インデックス投資だけでは足りないと言えます。(毎月数十万円積立てできる方は別ですが・・・)

そのため、FIREせずともサラリーマンでも現役世代を楽しんで働ける人向きの投資手法です。

近年個人型確定拠出年金iDeCoの制度が始まりました。
iDeCoの積立金額は100%控除の対象となり、年末調整で申告することで、毎年支払う所得税や住民税を下げることが可能!
現役世代でも資産形成しつつ手取り給料が増やせるのは大きなメリットです。
特にサラリーマンは、FIREを目指す・目指さない関わらず、この投資手法は行うことをおすすめします。

サラリーマンにこそiDeCoはおすすめ?その理由は節税効果にあり!!

スポンサーリンク iDeCoと聞くと、 といったネガティブな意見はそれなりにあり、それ故やらない方がいらっしゃいます。 しかし、iDeCoについては賛否両論あるものの、結論として サラリーマンは基本的 ...

続きを見る

高配当の個別株投資

例えば、10万円で配当利回り4%の企業の株を購入すると、年間4,000円(税引き前)の配当金をもらえます。

これを積み重ねていき、月平均20万円くらい配当金を受け取れるようになれば、働かなくとも生活ができるようになります。

インデックス投資と違い、

毎年目に見える形で配当金(キャッシュ)を受け取れる

のは大きなメリットです。

しかし、高配当株投資にも弱点はあります。

それは、

どの企業にも減配・無配になるリスクがある

ことです。

そのため、少なくとも4半期ごとに発表される決算を注視して、高配当が維持できるかどうか見極める必要があります。

同時に、1銘柄がコケても問題ないように、多くの銘柄やセクター(業種)に分散することも重要です。

もし保有している株が減配したり、赤字で無配になった場合、期待していた配当金がもらえなくなります。

このような事態に陥らないために、定期的に保有している企業の健康診断を行うことができる技量が必要となるのです。

また、長期で株を保有すると、絶対にリーマンショックのような暴落を経験します。

そこで保有資産が一時的に半分以下になり、恐怖を感じて売却してしまうのも大きなリスク。

初心者がこの状況に陥ると、

「半年くらい耐えたけど、耐え切れず安値で売却」→「その後株価が上昇し、一番安いとこで売ってしまった」

といった事態になるのです。

初心者がいきなり個別株オンリーで資産形成するのはリスクがあるため、ある程度知識と経験を積んでから本腰を入れていくのをおすすめします。

【2024年版】日本株高配当ポートフォリオの作り方

スポンサーリンク こんなお悩みを抱えている個人投資家が多いのではないでしょうか? 最初に、私の株式投資プロフィールを紹介 こんな感じで、私も最初は何度もやり方、銘柄選定を間違えました(笑) でも、失敗 ...

続きを見る

高配当ETFへの投資

ETFは株式のようにリアルタイムで価格が変動する投資信託です。(通常の投資信託は1日に1度しか値がつきません)

プロが選んだ「株の詰め合わせパック」だと考えて下さい!

そのため,ETFを購入するだけで、

多くの企業に分散投資

されたことになります。

高配当株を集めたETFを購入すれば例えその中の1社が無配になったとしても、個別でその企業の株を保有しているより、はるかに被害が少なく済みます。

個別株同様、暴落時は一定の下落は覚悟しなければなりませんが、銘柄選びや健康診断は基本する必要がありません

勝手にファンドを運用しているプロの方が、銘柄入れ替えを行ってくれます。

やることはインデックス投資同様、高配当株を多く組み込んだETFを機械的に積立てるだけ!

高配当ETF投資 = 「インデックス投資」と「高配当株投資」のデメリットを補い合った投資手法

と言えますね。

尚、おすすめのETFは基本アメリカのものになり、以下の銘柄が挙げられます。

VYM バンガード 米国高配当株式ETF

HDV iシェアーズ コア 米国高配当株 ETF

SPYD SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF

日本の高配当ETFは構成銘柄がイマイチなのと、信託報酬という手数料がアメリカのETFと比べ割高です。(アメリカは基本年間0.1%以下)

アメリカのETFのためドルでの配当金支払いとなりますが、それでも余りある程のパフォーマンスです。

迷ったらこれ!初心者におすすめのアメリカ高配当ETF3選

スポンサーリンク 日本の高配当株は軒並みコロナの影響をもろに受け、減収減益・赤字転落が続出しております。 そして、この度の菅内閣誕生により、コロナの影響なく盤石だった通信株までが怪しくなってきました。 ...

続きを見る

FIREするための参考書籍

①漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則

②FIRE 最強の早期リタイア術??最速でお金から自由になれる究極メソッド

③本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法

こちらの3冊に共通しているのは、第一に支出を減らし貯蓄率を増やすこと。

例えば、①の書籍では第一に

収入の10分の1を貯蓄すること

が富豪になるための前提条件と記されています。

また③の書籍の著者は

支出を必要最低限にし給与の80%を高配当株へ投資すること

により30歳でFIREを達成しました。

そして、稼いで貯蓄したお金は、前項で紹介したいずれかの資産へ投資することを推奨しております。

FIREを目指す人は、まずこの3冊を読んでみて下さい。

まとめ

最後に、本記事のまとめです。

アーリーリタイア(FIRE)するのにいくら必要かを計算

自分の年間支出額を知る

その年間支出額に「×25」した数字がFIREに必要な金融資産

◆アーリーリタイア(FIRE)するのに重要なのは、収入増より支出減

1000万プレイヤーを目指すより、低年収でも貯蓄率を高めることが重要

◆アーリーリタイア(FIRE)するための具体的な手法

①インデックス投資
②高配当の個別株投資
③高配当ETFへの投資

※各投資手法にメリット・デメリットがあることを把握しよう

このように、FIREするためには、まず自分の年間支出を把握することが重要。

そして、年間支出額以上に金融資産から配当金・分配金を受け取ることができれば、晴れてFIRE達成です!!

あわせて読みたい関連記事

FIREの3つの失敗事例から学ぶ、成功の秘訣とは? 目的がないと失敗します

スポンサーリンク FIRE(アーリーリタイア)するために必要なことは、正しい知識と目的を持つことです。 なんて安易に考えていると、意外な落とし穴が!? インターネットやYouTube、書籍などで成功事 ...

続きを見る

FIREするのに最適の投資先はアメリカor全世界株式! その理由を徹底解説!!

スポンサーリンク といったお悩みにお答えしていきます。 投資といって真っ先に思いつくのは「株式」ですが、他にも、 不動産(現物・REIT)投資信託ETF金(ゴールド)FX仮想通貨(ビットコイン) など ...

続きを見る

FIREに対する批判意見について 目指すか否かはあくまでも「個人の自由」です

スポンサーリンク 最近「FIRE」という言葉がメディアでも取り上げられるのようになりました。 しかし、周知されるようになってくると、必ず批判意見がちらほら出てくるようになります。 そうなると、 と投資 ...

続きを見る

FIRE達成後に住む場所は? 賃貸or持ち家のメリット・デメリットを徹底比較!!

スポンサーリンク FIRE(アーリーリタイア)を目指しているのなら、 賃貸を選択する方が有利 です。 なぜなら、数千万円という資金が株式のような収益を生むものではなく、 持ち家という一切収益を生まない ...

続きを見る

スポンサーリンク

-FIRE