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高配当株

【3メガバンク】第1四半期は全行減益も高配当を維持できそうな理由とは?

日本を代表する3メガバンクですが、2021年3月期の第1四半期決算は全行減益。

長引く低金利とコロナウイルスの影響をもろに受けた格好となりました。

3メガバンクの株を高配当狙いで保有している方は先行き不安と存じますが、個人的には高配当をまだ維持できるのではと考えております。

そこで、各社の決算数字をまとめてみましたので、数字を基にどの銀行の株を購入するのが良いか検証していきます。

本記事が銀行株を保有されている方、これから購入を検討されている方の参考となると幸いです。

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全社減益だが、3メガバンクが高配当を維持できそうな理由を解説

2021年は3行とも減益スタートとなりましたが、それでも高配当は以下の観点からまだ継続できると考えます。                

  • 通期見通しは減益も、数千億円の利益は見込めそう
  • 3行とも近年の減配はなし。2021年は増配ストップも維持はできそう
  • 莫大な剰余金がある

以上の3点をここから深堀していきます。

通期見通しは減益も、数千億円の利益は見込めそう

上図のとおり、全行前年より減益となってしまいました。

通期でみても全行減益予想を出しております。

しかし、通期見通しの数字を見てみると、「みずほ」「三井住友」は3,000~4,000億円の利益が見込まれています。

これを銀行同様に高配当銘柄の多い総合商社の通期見通しと比較してみると、この2社の数字は総合商社No,1の「伊藤忠商事」と同レベルの利益となります。

>>>総合商社の2021年3月期第1四半期決算はこちら

また、「三菱UFJ」は今期の見通しが未定のままですが、第1四半期時点で1,800億円の利益を出しているため、5,000億くらいは見込めるのではないでしょうか。

従来の銀行業は衰退傾向にありますが、海外事業の展開とこれから始まる人件費削減が実行されれば、まだまだ高配当は維持できるのではと考えます。

3行とも近年の減配はなし。2021年は増配ストップも維持はできそう

上図は銀行各社の今期配当予想です。

「みずほ」は低迷が続きましたが、長らく1株7.5円の配当は維持してきました。

「三菱UFJ」「三井住友」は、近年増配が続いておりました。

コロナショックが落ち着くまで増配は厳しいと思いますが、前述のとおりの利益が今後も維持できるのであれば、高配当も維持されると考えます。

こちらも総合商社と比較すれば分かりやすく、2016年3月期は「三菱商事」「三井物産」とも赤字となり減配しております。

今期は現状維持か増配予想とされておりますが、「三菱商事」に至っては配当性向98%です。

銀行も配当性向60%前後と高めですが、商社ほど無理して配当を出している感じはありません。

以上から、他業種の高配当銘柄と比較し近年減配がないことからも、高配当を維持できる可能性は高いと予想できます。

莫大な剰余金

上図は「三菱UFJ」の財務状況です。

剰余金(個人でいう貯金)が10兆円以上あります。

これだけ莫大な貯金があるのですから、1~2年利益を出せなくてもここから株主還元をすることは可能です。

コロナショックが実体経済に与える影響はまだまだこれからですが、他の高配当銘柄より長期に渡り耐える力があり、倒産リスクも低いでしょう。

おすすめの銘柄は特になし?3行に分散を

では、3行の中でどの株が安定した配当を受け続けられるのでしょうか?

第1四半期および今期見通しを見る限り、3行とも五十歩百歩といったところです。

「みずほ」が最も減益幅が少ないですが、そもそもコロナ前から低迷していた訳で、このレベルに他2行もコロナで落ち込んできた、と見るのが妥当です。

「三井住友」は前期の純利益が業界トップとなりましたが、第1四半期の減益幅が最も大きく、今期は2番手に戻るかみずほに抜かれて3番手もあり得ます。

時価総額トップの「三菱UFJ」は、まだ今期の見通しを出していませんが、第1四半期の数字を見る限り「三井住友」より減益幅は少なくトップに返り咲きそうです。

しかし、大きな減益であることには変わらず、他2行より突出していることはありません。

結局のところ、3行に分散するのがベストだと考えます。

いくら衰退していく事業とはいえ、まだ数千億円もの利益が出せる訳で、3メガバンクについてはまだ安泰でしょう。

しかし、その他の地方銀行については、今後数年で倒産するところも出る可能性があります。

高配当だからといって、安易に飛びつくのは危険です。

尚、資金のある方は3行に分散すればいいですが、資金の少ない方は「三井住友」以外の2行(規模の大きい三菱UFJを多めに)に分散しましょう。

「三井住友」は最低投資金額が30万円以上のため、少額投資家には手を出しづらいです。

※「みずほ」は現在最低単元の100株を15,000円程度で購入できますが、2020年10月1日より10株→1株に併合され、100株購入するのに10万円以上かかるようになります。

終わりに

銀行株は今後伸びしろがあまりないため、株価が上がっていく可能性は低いです。

従来銀行が担ってきた役割はネット銀行の参入で独占できなくなり、近年苦しめられている低金利も出口は見えません。

しかし、高配当を維持する力はまだ健在で、高配当銘柄へ分散投資する際は欠かせません。

また、剰余金という名の貯金は3行とも1兆円をはるかに超え、「三菱UFJ」に至っては10兆円以上あります。

倒産リスク・減配リスクは少ないとみて問題ないですが、株に絶対はありません。

複数の企業に分散することで、万一のリスクに備えておきましょう。

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