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FP3級対策

FP3級最初の難所「6つの係数」を解く裏技とは?

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こんにちは、TAKASUGIです。

普段からお金についての情報を、ブログやSNSで発信しています。

ただ、株式投資の投資歴は15年とそこそこあれど特段資格や金融系企業への勤務歴はなく

お金の専門家としての権威性

が不足していると感じました。

そこで、このブログの権威性を少しでも上げるために、今年はFP3級を取りにいきます。

すでに一通りの学習を終了しておりますが、その中で難しいと感じた箇所を紹介していきたいと考えております。

第1回目は

6つの係数

について解説していきます。

A子

6つの係数って、名前長いし名前似ているし・・・

何が何だか全然覚えられない!!

と、いきなり挫折する人は多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では6つの係数を

丸暗記することなく解く裏技

を解説いたします。

この方法を覚えることで、苦痛な詰め込みをせずに問題を解くことが可能です。

それでは以下解説していきますので、FP3級の受験を検討している方は、是非ご覧ください。

ちなみに、テキスト・問題集はLECから出版されている

イチから身につくFP3級合格のトリセツ

を利用しています。

6つの係数って何? なんで難しいの?

まず、そもそも6つの係数が何なのかを紹介します。

以下が6つの係数です。

6つの係数

  • 終価係数
  • 現価係数
  • 年金終価係数
  • 減債基金係数
  • 年金現価係数
  • 資本回収係数

面倒くさいので、意味の記載は省略します。

要は、このどれかを使って、お客様の将来の資産形成にいくら必要か計算するのです。

さて、みなさん・・・これを見て覚えられそうですか?

はっきり言って無理

ですよね?

さらに、使いこなすには名称だけでなく、各係数の意味も覚えなければなりません。

完全に無理ゲーです(笑)

6つの係数の名前・意味の暗記は一旦捨てましょう

高学歴の人や普段から塾の先生をやっていたり、FPの仕事をしたりしていれば別ですが

普通の人が完璧に覚えるには難しすぎ

なので、

いっそ各係数の名前と意味を覚えることは捨てましょう!

A子

それじゃあ、6つの係数の問題は捨てろってことなの?

いえいえ、試験ではきちんと点数を取りにいきますよ!

本題:6つの係数を解く裏技とは?

では、ここから本題

6つの係数の問題の具体的な解き方を解説します。

まずは6つの係数を使った問題の傾向を調査

6つの係数を使った問題は、ほぼ計算問題です。

あまり6つの係数の意味を問うような問題は出題されません。

6つの係数の意味を問う問題が出たら、ここで始めて捨てます

具体的には以下のような問題です。

900万円を準備するために、15年間、毎年均等に積み立て、利率(年率)1%で複利運用する場合、必要となる毎年の積立金額は、下記の<資料>の係数を使用して算出すると(   )にである。

<資料>利率(年率)1%・期間15年の各種係数
原価係数 0.8613  資本回収係数 0.0721  減債基金係数 0.0621

1)516,780円
2)558,900円
3)600,000円

2020年9月出題 出典:イチから身につくFP3級合格のトリセツ 速習問題集

もし、各係数の意味が分かっているなら、900万円×「3つのどれかの係数」で計算終了

でも、我々凡人には係数の意味が分かりません。

そこで、別の方法で解きにいきます。

3ステップで難問6つの係数に挑む!!

6つの係数問題には、以下の3つの手順で挑みます。

利率を無視して係数がおよそいくらになるか考える

②およその係数は実際の係数より大きいか小さいか考える

③与えられた表から、該当する値を選択し掛け算する

では順番に解説

利率を無視して係数がおよそいくらになるか考える

まず、問題文から抜き出す数字は

・目標金額 900万円

・運用期間 15年

15年後に900万円にするためには、1年あたりに直すと

900万円 ÷ 15年 = 60万円

になります。

ただ、係数は掛け算なので、上記を掛け算に直します。

÷15年を掛け算に直すと、1/15・・・ただ与えられている数字は小数なので

1 ÷ 15 = 0.0666・・・

となり、0.0666・・・がおよその係数となります。

②およその係数より実際の係数は大きいか小さいか考える

およその係数が分かったところで、次に

実際の係数はおよその係数より大きいか小さいか

を考えます。

前述の計算のとおり、60万円ずつ積み立てれば、15年後に900万円になります。

しかし、この問題文では、ただ積立てるのではなく年率1%で複利運用します。

そのため、実際には60万円より少ない数字・・・すなわち

0.0666・・・・より小さい数字になる

ということが分かります。

ちなみに、この時点で複利運用していない「3)」はないと回答でき、もう2択まで絞れましたね♪

③与えられた表から、該当する値を選択し掛け算する

上記2ステップで、係数(掛ける数字)は0.0666・・・より小さいことが分かりました。

ここで初めて、与えられた表にある係数をみていきます。

0.0666・・・より小さい数字は、1つしかありませんね。

なので、「減債基金係数 0.0621」を使うということが分かりました!!

あとは900万円に掛けるだけ

900万円 × 0.0621 = 55万8,900円 → 2)が正解

ほら、6つの係数の意味が分からなくても、簡単に解けちゃいましたね♪

返済計画にも応用できます

今回は、複利運用しながら積立てて目標金額を目指す問題でした。

しかし、反対に大きな借金(住宅ローンなど)を返済するような問題も出題されます。

その場合は、

およその係数より大きくなる

ことになります。

当然、返済は借りたお金だけではなく利息も支払わなければなりません。

そのため、当然ステップ①の利息を無視したおよその係数より大きくなると予測できるのです。

こんな感じで応用も効くので、6つの係数を覚えにいくよりずっと効率的ですね♪

〇年後の積立金額を求める問題の対応方法

秀則さんは、今後15年間で毎年36万円ずつ積立貯蓄をして、老後の資金準備をしたいと考えている。積立期間中に年利2.0%で複利運用できるものとした場合、15年後の積立金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、回答に当たっては、千円未満を四捨五入すること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。

<資料:係数早見表(年利2.0%)>
15年 終価係数:1.346 年金終価係数:17.293 年金現価係数:12.849

1. 7,268,000円
2. 6,225,000円
3. 4,626,000円

総合問題 出典:イチから身につくFP3級合格のトリセツ 速習問題集

この問題・・・少し勝手が違いますが、よくよく考えると

およその係数は丸わかり

これまでの問題は最初が割り算だったので、掛け算になおしておよその係数を求めましたが、この問題は

15年

と、およそ掛ける数字が問題文に出ております。

36万円/年 × 15年 = 540万円

これが複利を無視した計算式です。

問題では2%で複利運用するので、540万円より積み上がる金額が大きくなることが分かります。

ということは、15より大きい数字を掛けることになるのです。

問題文に戻って、15より少し大きい数字は1つしかありません。

36万円 × 17.293 = 6,225,000円

答えは「2」と求めることができました!

まとめ

最後に6つの係数に対する3ステップをまとめ

利率を無視して係数がおよそいくらになるか考える

②およその係数より実際の係数は大きいか小さいか考える

③与えられた表から、該当する値を選択し掛け算する

ちなみに、与えられた数字がすごい近い数字ばかりになることはあり得ません。

各係数は意味合いが全然違うため、ほぼ数字はばらけます。

これだけ覚えれば、6つの係数問題はほぼ完璧!

次の難問へ挑戦していきましょう!!

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