
こんな人におすすめの記事
- インターネットで部屋探ししてもいい物件が見つからないとお悩みの方
- たくさんの不動産サイトがあるけど、どのサイトがおすすめか知りたい方
不動産ポータルサイトについて
お部屋探しは、今や不動産会社へ直接来店して相談するより、
客側がインターネットで自ら物件を探す
のが定番となりました。
中でも、大手不動産ポータルサイトである
主なポータルサイト
- SUUMO(スーモ)
- HOME’S(ホームズ)
を利用する方が多いかと存じます。
もちろん他にもヤフー不動産やアットホームなど、不動産ポータルサイトは多数存在します。
これだけ色々なサイトが溢れているわけですから当然、

結局どのサイトで探すのが希望の物件にたどり着きやすいの?
という疑問が生じるかと存じます。
そこで結論を先に言ってしまうと、
「SUUMO(スーモ)」が現時点では最も優れたポータルサイト
となります。
この記事では、もっともSUUMO(スーモ)が優れた理由を不動産業者の視点で解説していきます。
ポイント
- 問い合わせ件数は圧倒的にSUUMO1強
- HOME’Sは問い合わせ課金システムにより月末掲載数が減る?
- SUUMOは不動産賃貸業においてもはや必須ツール
- たまに「あえて」SUUMOに掲載しないときもある理由とは?
この記事を読むことで、うまくポータルサイトを利用し、自分に合った良いお部屋に出会える確率を上げていきましょう!
本記事の信頼性
私は現役の不動産賃貸の営業マン
業界歴は約15年でSUUMO(スーモ)等ポータルサイトへの物件登録は、日常的に業務として行っております。
問い合わせに対する分析も行っているため、
- どのポータルサイト経由の問い合わせが多いか?
- どのサイトからの問い合わせが成約率が高いか?
を理解しています。
問い合わせ件数は圧倒的にSUUMO1強

私の勤務先では、
- SUUMO(スーモ)
- HOME’S(ホームズ)
- アットホーム
を利用しています。
問い合わせ件数をカウントしておりますが、毎月だいたい以下の配分で問い合わせがきます。
SUUMO「9」:HOME’S「1」:アットホーム「0」
私が経営者だったら、SUUMO以外は即刻解約です!
これはあくまで私の経験則からの情報ですが、おそらく他社もそう変わらないかと・・・
まず言えることは、SUUMOとHOME’S以外はほとんど機能しておらず、
SUUMOのほぼ1強
というのがポータルサイトの現時点での序列です。
では、なぜSUUMO1強になっているのか・・・少し解説していきますね。
HOME’Sは問い合わせ課金システムにより月末掲載数が減る?
SUUMOの最大ライバル「HOME’S」は、
問い合わせに対して課金
するシステムを採用しております。
月々の上限金額は各不動産会社で決められますが、上限金額に達すると掲載がストップしてしまうのです!?
不動産業者は無駄な経費が掛からないよう、ギリギリのラインで課金額を決めています。
そのため、たまたま人気物件があって問い合わせが殺到すると・・・
月末近くなるとHOME’Sのサイトから消え去ります!
一方SUUMOは、登録できる物件数の方に縛りがあるため、月末に掲載が減るようなことはありません。

普段HOME’Sを使って部屋探ししている人は、
月末近くはSUUMOなど他のサイトも見ているといいニャー
SUUMOは不動産賃貸業においてもはや必須ツール

SUUMOはもはや不動産賃貸において
なくてはならないツール
大工さんがトンカチを仕事道具とするように、不動産屋はSUUMOを仕事道具にしています。
もし自分がオーナーで不動産会社へ依頼をかけるとき、不動産会社から

うちはSUUMOを使っていないけど、募集頑張りますニャー!
なんて言われたら・・・ちゃんと決まるのか不安になりますよね?
一昔前は飛び込みでの来客が一定数あったため、良い物件は出回らせず隠し持っていることもありました。
しかし、現在は
インターネット経由での問い合わせがほとんど
ちなみに、私の勤務先は飛び込み来店は、週に1、2組ある程度
中でもSUUMOを経由しての問い合わせが一番多いため、
「SUUMOに掲載していない」=「募集をしていない」
と言われても過言ではありません。
SUUMOを利用していない不動産業者はほとんどなく、このことからもSUUMO有利と言えます。
たまに「あえて」SUUMOに掲載しないときもある

これは私がやっていることで他の不動産会社ではあまりやっていないかもしれませんが、
S級物件(めちゃくちゃいい物件)はSUUMO非掲載
とします。
なぜなら、S級物件をSUUMOに掲載すると、
問い合わせが殺到し応対に追われ仕事にならないから
何十件問い合わせがきても1部屋しかないのですから、応対する数を増やしたところで収益は変わりません。
それに
S級物件なら2~3人見せればまず決まる
ため、わざわざ問い合わせを増やす必要はなく、むしろ最小限にした方が費用対効果がよくなります。
そのため、たまにはSUUMO以外のポータルサイトや自社のホームページのみで掘り出し物件が掲載されることもあるのです。
あとは私はやっておりませんが、「SNSにだけこっそり」なんてことも、今後は増えてくるかもしれませんね。
私も新しい情報はTwitterから仕入れることもあるため、将来的に募集ツールになる可能性はあります。
尚、全くどのサイトにも掲載せず、物件を隠し持つことはしません。
現在はまずインターネットで物件探しをする時代のため、隠していてもエンドユーザーの目に触れることがないから
また、もし掲載していないことがオーナーにばれると激怒され大変なことに!?
オーナーもインターネットで自分の物件を検索する人が増えてきたため、掲載していないと最悪募集を停止させられます。
以上から言えることは、私のような元付業者に

「インターネットに載せていない掘り出し物件ありますか?」
と来られても、まず出てくるこないのです。
まれに、今から掲載しようとしているときもあるため、絶対ないとは言いませんが・・・

2022年9月26日にリライトしているけれど、
現時点でネットに出ていない新築情報を2棟持っているニャー
尚、私と違って幅広く探してくれる客付業者なら自社でネット掲載していない物件でもある程度探してくれます。
ただ、S級物件は私のような元付業者が囲って外部出ししないので、客付業者に出回ることはまずありません。
良い物件に出会うためには、やはりインターネットなどで自ら探していくしかないのです。
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とはいえSUUMOにもデメリットがある
以上のとおり、ポータルサイト最強は間違いなくSUUMO
でも、これはあくまで不動産業者からの視点
お客様目線ではありません。
SUUMOには
デメリット
- あまり写真が載せられない
- お金を掛ければ、ダメ物件でも上位表示させられる
といったデメリットがあり、必ずしも

SUUMOさえチェックしておけばOK!!
とは言えません。
あまり写真が載せられない
SUUMOの写真って、
- 外観
- 間取図
- メイン写真(4枚)
- 他写真(8枚)
しか載せられません。
掲載登録したことがない人なら、まあまあ多く載せられるように思えますが、これすごく少ないんです!
というのは、SUUMOで上位表示させるためにたくさんの項目を写真掲載しなければなりません。
- 居室
- キッチン
- 収納
- バス
- トイレ
- 洗面
- 玄関
- セキュリティ
- バルコニー
- エントランス
などなど
こんな感じでいろんな項目を掲載していくと
肝心の居室やリビング、ほとんど掲載できないじゃん!?
ってことになってしまっているのです。
お金を掛ければ、ダメ物件でも上位表示させられる
これはある意味ブログのSEO対策に似ているところはあります。
SUUMOには通常の掲載件数の他に
- スマぴく → 契約した件数分、スマホアプリの上位に表示される
- おすピク → 契約した件数分、おすすめ物件の上位に表示される
- パノラマ → 契約した件数分、パノラマ画像5枚掲載できる
といったサービスがあります。
全部掲載枠とは別に有料です💦
そのため、お金を掛けさえすれば、ダメ物件でも上位表示されてしまうんです。
これではあまり良い物件が上位表示されないこともあり、客側に立つとデメリットと言わざるを得ませんね。
SUUMOでいい物件がみつからなかった場合は?
SUUMOで物件がみつからなかったら、他の手段を使ってお部屋探しをしましょう。
ポイント
- 直接不動産業者を訪問してみる
- 他のサイトやツールを使ってみる
まず真っ先に思いつくのは、不動産業者へ足を運ぶこと
専門家に直接条件をぶつけてみれば、良い物件を紹介してくれるかもしれません。
この直接訪問時のポイントは
ポイント
- 必ず電話等で事前予約する
- 客付業者へ足を運ぶ
- 事前に自分の希望条件をまとめておく
です。
まず、事前予約しないと、
突然訪れても予定いっぱいで接客不可になるケース
があります。
ちなみに私は案内以外のことで大分忙しいので、飛び込み来店されても基本案内できません。
次に、私のような元付業者に行っても、自社で直接扱っている物件+αしか紹介されないことが多いです。
そのため、幅広く物件を探している場合は、なんでも紹介するスタンスの客付業者を訪問するようにしましょう。
最後に、希望条件はかならず事前にまとめて下さい。
たまに、
「なんでもいい」「どこでもいい」
とか言われる人いますが、提案のしようがありません。
よく分からなくても何かしら欲しい設備や希望のエリアくらいはあると思うので、それを伝えましょう。
もし、こういった方法で良い不動産営業の人に出会うことができれば、
ネット掲載される前の優良物件情報
に出会える可能性が高まることでしょう!
まとめ
最後に本記事のまとめ
・ポータルサイトはSUUMOの1強
・2番手のHOME’Sは月末近くなると掲載数が減る場合あり
・不動産業者にとってSUUMOは必須ツール
・問い合わせ殺到しそうな超優良物件は、あえてSUUMOに掲載しないことも
こんな感じで、お部屋探しの最初の段階では、とりあえずSUUMOは押さえておきましょう。
- SUUMOでいい物件が見つからなかった
- インターネットではどの物件が自分に合っているか分からない
って人は、電話や不動産業者へ足を運ぶようにしましょう。(要事前予約ください)
ただ、私も不動産業者ではありますが、他の不動産業者を訪問するのはアウェー感あって苦手(笑)
そんな人にはチャット型の不動産業者もありますので、以下のようなツールを利用するのも検討してみましょう。
・イエプラ
業界初「チャット不動産」待っているだけで、最新のお部屋情報が届く
ちなみに、「ietty」の方とは何度か取引したことありますが、対応が悪い人はいなかったので経験上大丈夫かと
イエプラの方とは直接取引した記憶はありませんが、
ポイント
深夜0時まで対応 → 仕事が遅い人でも平日にお部屋探しができる
来店不要 → 遠方の人でも接客が受けられる
といった点はメリット
SUUMOとあわせて、いくつかのサイトへ登録したり、1・2名の営業マンと仲良くしたりすると良い物件に出会える可能性が増します。
ただし、登録しすぎるとガンガン営業の電話・メールが来るので、ホドホドにしておきましょう。
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