累進配当を宣言する【三菱商事】の配当金推移、権利確定日・入金日はいつ？

この記事では、高配当株投資で多くのインフルエンサーがおすすめしている

三菱商事

について解説していきます。

といった人は、是非読み進めていただければと存じます。

最初に、私の株式投資に関する簡単なプロフィール紹介

さて、三菱商事の前期2020年度は

と散々な結果・・・私も一度、見捨てたくらいです（笑）

他の総合商社が軒並みうまくコロナショックを乗り切ったのに、三菱商事だけボロボロだったので・・・

しかし、2021年度はコロナショックからの回復で大幅増益！

伊藤忠商事、三井物産と首位争いをするレベルまで回復しました。

2022年5月10日追記：2022年3月期は、純利益9,375億円で首位奪還㊗

この記事では

について解説しております。

三菱商事の購入を検討している人は、是非ご参考下さい。

>>>三菱商事（株探へ飛びます）

※2022年7月12日追記

2022年7月1日に報道されたサハリンⅡの資産をロシア企業へ無償譲渡する大統領令が発令された件について、追記しました。

配当金をもらう前提条件

配当金を受け取るには、まず証券会社への口座開設必須

って人は多いけど、口座開設にはお金はかかりません。

今すぐ投資を始めなくても、いざチャンスが訪れたときに

とならないように、口座開設までは済ませておくことをおすすめします。

さて、証券会社は多数あれど、おすすめの証券会社は

になります。

証券会社選びは、手数料の安さがポイント

どちらも50万円以下したら、買付手数料無料です。（SBI証券は100万円以下）

尚、SBI証券については

単元未満株（100株未満）の買付手数料無料

となります。

投資資金が少ない（具体的には100万円以下）人は、口座開設をしてみましょう。

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三菱商事の配当推移

直近の業績はすばらしいものですが、

といった市場全体が大暴落を起こした際、素直に業績が悪化

2016年3月期には、はじめて赤字を記録しました。

しかし、その後は一転業績は好転し、増配傾向となっております。

尚、三菱商事は、

累進配当政策

を公言している数少ない企業

そのため、2021年3月期のコロナショックで大幅減益しても、減配せずむしろ増配しました。

このことから、株主還元の意欲が強いことが伺えますね♪

>>>【減配なし】累進配当政策を宣言している5銘柄は買い？

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ちなみに、累進配当政策を公言している企業は、三菱商事の他

があります。

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三菱商事の2021年・2022年の配当実績

2021年3月期　期末配当　67円
2022年3月期　中間配当　71円
2022年3月期　期末配当　79円
2023年3月期　中間・期末ともに75円予想

2021年3月期は134円、2022年3月期は150円の配当金が、年間で受け取ることができます。

2023年3月期も、同じく

1株当たり150円の配当金

が見込まれています。

通常、100株単位で購入するため、

15,000円（税引き前）

年間で受け取ることができる金額です。

尚、ここから約20％税引きされるため、

12,000円（復興税除く）

が手取りとなります。

三菱商事の配当金はいつもらえる？

三菱商事の株は、本記事作成後に購入しましたので、実はまだ配当金を受け取っておりません💦

そのため、他のサイトで配当金支払い日を確認したところ2021年は

2020年度期末配当　→　2021年06月28日
2021年度中間配当　→　2021年12月01日

に配当金が入金されたようです。

当然、年によって配当金が入金される日程は変わりますが、

6月と12月に配当金をもらえる

と覚えておけばよいでしょう。

いつまでに買えば三菱商事の配当金を受け取る権利を得られる？

三菱商事は多くの企業が採用している

3月決算

です。

上述のとおり、年2回権利確定日があるため、

3月末・9月末の最終営業日の2営業日前

までに三菱商事の株式を保有していれば、配当金を受け取ることができます。

初心者に注意していただきたいのは、

営業日でカウントするため、土日祝は除く

ということ

2022年は3月31日が木曜だったので、3月29日の火曜と分かりやすかったのです。

しかし、もし3月31日が月曜日の年だった場合2営業日前は、

前週木曜日の3月27日

までに株式を保有している必要があります。

もし、初心者で大混乱してしまったら

するように気をつけましょう。

【超重要】三菱商事のチェックすべき項目は？

最後に、高配当株投資において、チェックすべき項目もみておきましょう！

尚、通常ですと「自己資本比率」や「フリーキャッシュフロー」といった財務についてもチェックします。

しかし、超大手企業や金融関係は、総じて数字が悪くなる傾向なので、今回はあまり重要視しません。

配当利回りは3.75％以上か？

2022年5月11日時点の三菱商事の配当利回りは、

3.65％

です。

2022年5月10日の本決算発表を受け、株価が大きく下落・・・

結果3％台前半まで落ちていた利回りが、後半まで戻ってきました。

本サイトでは、基準値を3.75％（税引き後3％となるため）としております。

ただ、過去の配当利回りを見ると、もう少し高い利回りが欲しいため

といった感じで、次のチャンスを待ちましょう。

配当性向は50％以内か？

2022年3月期は

150円（1株配当）　÷　575.7円（1株利益）　×　100　＝　26.05％

となる見込み

50％を大幅に下回っているため、適正値です。

前述のとおり、○○ショック時には収益が悪化し、配当性向が50％を超えることもあります。

しかし、総じてそれ以外の年度は業績がよく、配当性向も低めに抑えられていますね。

基本的には、無理のない配当政策を取っていると言えるでしょう。

月足チャートは上昇傾向か？

上図のとおり、上昇傾向です。

最近は急ピッチで上がってしまったので、少し調整が怖いですね💦

総合商社セクター内での序列は？

これまでは、総合商社トップと言えば

三菱商事！！

と声を大にして言うことができました。

しかし、近年は玉座を伊藤忠商事に奪われ、第2位に甘んじている印象です。

さらに、2021年3月期は、もっともコロナショックの影響を受けてしまい、丸紅にも収益で抜かれ

総合商社第4位

まで転落してしまいました。

ただ、2022年度は急速な回復をみせ、伊藤忠商事および三井物産と激しい首位争いを演じ・・・

みごと首位奪還！！

を果たしました。

今後もどこがトップになるか分かりませんが、

は横一線のため、高配当株投資においてどこも優秀であると判断しております。

収益は上昇傾向か？

景気に敏感に反応するため、○○ショック時には大きく減益、赤字転落となっております。

それでも、そこから巻き返し、過去最高益を更新しているところはさすがといったところ。

2021年3月期は、コロナショックの影響で、

と散々な1年でした。

しかし、2022年3月期はコロナショックからの回復を追い風とし、

9375億円の過去最高益更新

となりました！

2023年3月期も、トップ3社の中では一番高い8,500億円を見込んでおります。

減益ではありますが、2022年3月期がコロナから反動であったため、多少の減益は不問です。

追記：2022年7月1日のサハリンⅡのロシア企業への無償譲渡について

三菱商事および三井物産が出資しているサハリンⅡの資産を、ロシア企業に無償譲渡する大統領令が発令

この報道を受け、三菱商事および三井物産の株価が大きく下落しました。

さて、それから2週間程経ち、あらためてこの影響がどの程度になりそうか、検討してみました。

三井物産の決算資料からおおよその損失額を試算

三菱商事の2022年3月期の決算書では、

① 天然ガス
天然ガスグループは、北米、東南アジア、豪州、ロシアなどにおいて、天然ガス・原油の開発・生産事業、液化天
然ガス（LNG）事業などを行っています。
当連結会計年度の連結純利益は1,051億円となり、前連結会計年度と比較して839億円の増加となりました。これ
は、LNG関連事業や北米シェールガス事業における持分利益の増加、及びLNG関連事業における受取配当金の増加な
どにより増益となったものです。

三菱商事2022年3月期決算書より

ということで、天然ガス事業全体で1,051億円の純利益になったことしか分かりませんでした。

そこで、出資割合の多い三井物産の決算書もあわせて確認してみます。

LNGプロジェクト6案件（サハリンⅡ、アブダビ、カタールガス1、オマーン、カタールガス3及び赤道ギニア(*)）から
の受取配当金は529億円となり、前期から285億円の増加となりました。

三井物産2022年3月期決算書より

サハリンⅡと、具体的な文字が出てきましたね

このLNG（液化天然ガス）プロジェクト6案件から、529億円の配当収入があったことが分かりました。

6案件のためサハリンⅡが単純に6分の1なのか、割合がもう少し多いのか分かりませんが、

多く見積もっても200億円

くらいが妥当な数字かと思われます。

もし本当にサハリンⅡの資産が没収されたら、この200億円が三井物産の利益からなくなると考えます。

2023年3月期の見通しからすると、大きな金額ではない

では、この200億円という数字、なくなると全体純利益の何％になるのでしょうか？

答えは上図のとおり、全体で8,000億円の純利益を見込んでおりますので、2.5％程度の影響です。

尚、三菱商事の出資割合は10％と三井物産の12.5％より低く、影響はこれより少ないと見積もれます。

よって、2022年7月1日に起こった暴落は、企業価値を既存するものではなく、

一瞬パニックに陥った行き過ぎた下落

と結論づけることができます。

今のところ、三菱商事および三井物産の企業価値を下げる事件ではなく、引き続きおすすめ銘柄とさせていただきます。

まとめ

最後に、三菱商事の現在地をまとめます。

・三菱商事の配当推移は上昇傾向。累進配当政策を採用する数少ない企業！

・景気に敏感に反応。○○ショック時には大幅下落を覚悟しよう

・平常時の収益性は高く、安定した配当金が期待できる

・今後も伊藤忠商事・三井物産と激しい首位争いに注目しましょう

一時、サハリンⅡの報道を受けて急落する場面もありましたが、また株価は上昇基調です。

100株単元大人買いをするのは、投資金額の少ない方にとってハードルが高くなってしまいました。

そのため、1株から投資できるSBI証券にて積立てていくのがオススメです。

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