こんな人におすすめの記事
- これから投資を始めようと考えている人
- 投資を始めてみたが、どの手法にするか迷っている人
- 高配当株投資とインデックス投資、結局どっちがいいか知りたい人
高配当株投資とインデックス投資・・・どちらも人気の長期投資の手法ですが、
結局どっちがいいの?
と思っている人は多いのではないでしょうか?
実は、投資手法にはどの方法であってもメリットがある一方、デメリットも存在します。
そのため、重要なのは
自分が投資するに当たって、何を求めているのか
です。
いくら高配当株投資やインデックス投資が優れているといっても、
3年以内に億を取りたい!
って人には、資産増のスピードが遅すぎて向いていません。
こういう人は、短期トレードなりビジネスなり、成功すればすぐ一財産築ける手法を行うべきです。
さて、結論として本サイトでは、
両方やった方がいい
と考えております。
その理由は、前述のとおり投資手法にはそれぞれメリット・デメリットがあるから
そして、高配当株投資とインデックス投資は、
メリット・デメリットがほぼ表裏一体
両方おこなうことで、お互いのデメリットを補い合うことができるのです!
この記事では、高配当株投資とインデックス投資のメリット・デメリットを紹介していきます。
各投資手法の特徴を理解することで、
ポイント
- インデックス投資をメインとするか
- 高配当株投資をメインとするか
- 両方やっていいとこ取りするか
自分にとっての最適解の投資手法を選ぶことができます。
ちなみに、私のプロフィールはこんな感じ
投稿者の投資歴
- 2008年より株式投資を開始して14年生き残り続ける
- 2011年に東電株で大失敗→年末には資産10万円割る
- 2012~2015年 FXメインで買ったり負けたり・・・トータルちょいプラス
- 2016年~2020年 FXをやめ高配当株と若干グロース株も少々(年20~30万プラス)
- 2020年下半期 コロナショックで銘柄選びに失敗。減配しない高配当リストを作成し今に至る
- 2021年1月 資産1,000万円達成
私も現在との投資スタイルを確立するまでに、10年以上の年月を要しました。
なので、これから投資を始める人は、焦る必要などありません。
まだ投資スタイルが決まっていない人は、この記事を参考にじっくりと投資手法を探っていきましょう!
高配当株投資のメリットとデメリット
それでは、まず高配当株投資のメリット・デメリットから確認していきます。
高配当株投資は、長期投資でありながら、目先の生活レベルを向上させてくれる点が特徴です。
高配当株投資のメリット
メリット
- 目先の生活を潤すことができる
- 株主優待がもらえる
- 銘柄を選ぶ楽しさがある
目先の生活を潤すことができる
高配当株投資の最大のメリットは、配当金を受け取ること
例えば、年間12万円(月1万円)の配当金を受け取ることができれば
- 毎月2回おいしいものを食べられる
- 年に1回の旅行代にあてられる
- 携帯電話代が配当金でまかなえる
といった感じで、確実に実生活を潤してくれます。
もちろん、この配当金でさらに高配当株を購入し、さらに多くの配当金を得ることを目指しても構いません。
このように、配当金は我々一般庶民の生活を潤してくれるものなのです。
株主優待がもらえる
特定の銘柄を保有していると、株主優待がもらえます。
株主優待には、以下のようなものがあります。
- クオカード、商品券などの金券
- カタログギフト
- 自社製品詰め合わせ
上記は株式を保有しているだけでもらえます。
クオカードで買い物をすれば、その分生活費が浮きます。
また、カタログギフトでお米を選べば、米を買う食費を浮かせることもできます。
このように、配当金は収入を増やすことができる一方、株主優待は支出を減らすことができるのです。
単純に楽しい
高配当株投資は、銘柄選びが重要
この銘柄、高配当だからとりあえず買っちゃおう!
って感じで購入してしまうと、のちのち減配や株価下落にみまわれ痛い目をみます。
そのため、銘柄選びを行う必要性がありますが、この銘柄を選ぶのが楽しいのです!
もちろん、前述のように
配当金をもらえる楽しさ、うれしさ
株主優待をもらえる楽しさ、うれしさ
もあります。
当然リスクはありますが、投資家レベルがアップする実感もあり、投資好きにはたまりません。
楽しくないと長続きしないので、楽しいというだけでも十分なメリットと言えます。
高配当株投資のデメリット
デメリット
- 利益を最大化できない
- 投資タイミングを読む必要がある
- 減配リスク
利益を最大化できない
配当金には、約20%の税金がかかります。(NISA口座を除く)
そのため、配当金を自動的に再投資する投資信託に対し、税金を取られた分だけ損をしてしまうのです。
また、配当金を趣味や生活費に充てると、
複利効果
がなくなります。
単利だと資産の増加スピードが遅くなるため、運用益を最大化したい人にとって大きなデメリットとなります。
投資タイミングを読む必要がある
高配当株には成熟企業が多いです。
成熟企業は成長余地が少ないため、株価の大幅な上昇はあまり見込めません。
成熟企業の株価は、一定の範囲内で上下動していることが多いため、
高値づかみ
すると、長い期間含み損を抱え続けることになってしまいます。
また、株価が高いときは配当利回りは低くなるため、資金効率のいい投資とは言えません。
反対に、株価が安いときに買えれば、配当利回りが高く、また通常より多くの株数を買うことができます。
限られた資金の中で投資するわけですから、いくらで買うかは非常に重要な問題なのです。
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減配リスク
高配当株投資において、株価下落はそれ程悪いことではありません。
株価が下がれば、
- 配当利回りが高い状態で買うことができる
- 普段より多くの株数を買うことができる
と、逆にメリットもあるのです。
また、どうせ売らないわけですから、そもそも株価の上下動に一喜一憂する必要はありません。
では、高配当株投資においては、何が問題なのでしょうか?
それは・・・
減配
これが最も嫌なワードです。
減配は業績悪化の際はやむを得ないときもありますが、最近ではコロナショックでも減配しない銘柄は多々ありました。
高配当株投資で成功するためには、こういった減配しない銘柄を選んで買う必要があります。
しかし、減配しない銘柄を選ぶには、それなりの知識と経験が必要・・・
そのため、インデックス投資と比べ、初心者には少し難しいのが難点です。
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インデックス投資のメリットとデメリット
次に、インデックス投資のメリット・デメリットを見てみます。
インデックス投資は、複利の力を最大限利用して、資産・利益を最大化させることができるのが特徴です。
インデックス投資のメリット
メリット
- 利益を最大化できる
- 投資タイミングを読む必要がない
- 個別銘柄の分析が不要
利益を最大化できる
インデックス投資の場合、配当金は自動的に再投資される(設定必要)ため、売却するまで税金はかかりません。
また、配当金再投資による複利効果があるため、
- 受取り配当金に税金約20%がかかる
- 配当金を娯楽費や生活費に充てると単利となり、資産増加スピードが減速する
の観点から、高配当株投資より優れております。
投資タイミングを読む必要がない
インデックス投資の基本は、毎月の積立てです。
積立ては、「〇株買う」ではなく「〇万円買う」で設定します。
すると、株価が安いときは多くの株数を、株価が高いときは少ない株数を購入することになります。
ドルコスト平均法
と呼ばれる手法です!
価格が変動する金融商品に対して、常に一定金額を定期的に購入することで、
株価が高いときでも購入し、機会損失を避ける
効果があります!
高配当株投資では、安くなったときを狙って購入する必要があるため、株価上昇時はやることがなく機会損失となってしまうことに!?
一方、インデックス投資なら、いつでも始められ、いつでも続けられ、機会損失することがないのです!
個別銘柄の分析が不要
インデックス投資は、何かの指数に連動した投資信託(またはETF)を購入します。
そのため、「個別銘柄をわざわざ分析して銘柄選定をする」といった手間を省くことができるのです。
注意すべきは、必ず
右肩上がりで上昇している指数に連動した投資信託を購入すること
です。
日経平均のように、30年以上最高値を更新していない指数を買っても意味はありません。
全世界やアメリカのS&P500といった、
長い目(月足チャート)で見て、右肩上がりのインデックスファンド
を購入していきましょう。
インデックス投資のデメリット
デメリット
- 目先の生活は向上しない
- 出口戦略が難しい
- 単純につまらない
目先の生活は向上しない
積立てている間は、資産はどんどん増えていきます。
しかし、キャッシュは増えない(増えても投資に回る)ため、
目先の生活は一切向上しない
という欠点があります。
目先の利益より、1日でも早くFIREしたい!!
というのなら問題ありませんが、
せっかく投資しているんだから、たまには贅沢な食事や旅行、趣味にお金を使いたい
といった考えの方には、苦痛の投資手法となるでしょう。
出口戦略が難しい
インデックス投資は、将来働かなくなったとき、
資産の4%を取り崩して
生活費に充てていきます。
これが意外とストレスを感じるようです。
これまで資産を積立てているときは、どんどん資産が増えていた。
けれども、FIREしたら資産がみるみる減っていく・・・苦痛だ
といった経験談を語っている人は、検索をかければそこそこいらっしゃいます。
インデックス投資の理論上は、年平均4%以上の運用益は出るものの、当然マイナスになる年もあるでしょう。
現役時代は暴落にも耐性がついていたでしょうが、
会社からの収入なくなっちゃったから、以前より暴落に恐怖を感じる
といった人も多いのではないでしょうか?
このように、出口戦略の難しさは覚悟しなければなりません。
単純につまらない
インデックス投資は、一度積立て設定をおこなうと・・・
基本やることなし
そのため、はっきり言ってつまらないのです。
つまらないことは、長続きしません。
そのため、ちょっとの下落で含み損を抱えると嫌になり、
インデックス投資はまず負けないと聞いたのに、ぜんぜん儲からない
もう止めてしまおう・・・
といった感じで、リタイアすることに繋がります。
また、
インデックス投資なんてつまらない。
もっと大きく儲けられる手法に手を出してみよう・・・
といった考えになり、FXや信用取引などの短期トレードに手を出してしまうこともあるでしょう。
当然、一部の人しか勝てない手法ですから、多くは負けてしまいます。
こう考えると、単につまらないといった理由からも、多くのリスクをはらんでいることが伺えますね。
私がインデックス投資と高配当株投資、両方やろうと思った理由
それでは、高配当株投資およびインデックス投資のメリット・デメリットを整理したところで、
私が両方やろうと思った理由
を少しお話します。
高配当株投資の機会損失
私は高配当株投資が大好き
できれば余裕資金の全額を高配当株で持ちたいニャー
と考えておりました。
しかし、2021年のように上昇局面が長いと、やることがあまりありません。
そうなると、投資機会が少なくなり、上昇局面で投資できないという機会損失に繋がります。
そんな時に投資時期を考えなくても良いインデックス投資も行うことで、
上昇局面でも投資を続けられる
といったメリットがあるのです。
株価上昇をただ指を咥えてみているだけ・・・ということがなくなりました!
配当金だけで生活できるには時間がかかる
高配当株を買い続けると、だんだんもらえる配当金が増えてきます。
しかし、配当金だけですべての生活費を賄えるようになるには、非常に時間がかかります。
年間100万円の配当金まで約3,000万円
月20万円でギリギリ生活できるまでは約5,000万円
は必要なのです!
そして、余裕をもって生活するには、やはり1億円近くが必要でしょう。
そのため、資産増加のスピードが優れているインデックス投資も行うことで、
現在の生活を向上させつつ、資産増加のスピードアップ
も狙うことができるのです。
投資の楽しさとスキルアップ
前述のように、インデックス投資は「やることが少なくつまらない」というデメリットがあります。
投資がそれ程好きでないのなら、インデックス投資のみを行うのもいいでしょう。
いちいち相場を確認する必要も、銘柄選びをする必要もほとんどないからです。
しかし、私は投資が好きで、
決算書を見て企業分析するのが楽しいし、
市場平均より上のパフォーマンスを狙っていきたいニャー
との考えで投資を行っております。
あくまで、投資は余裕資金にて行うもの・・・
私にとって投資に資金を回すのは、普通の人が
- ブランド物のバッグを買う
- おいしものを食べにいく
- 旅行をする
と同じ・・・つまり娯楽費なのです。
とはいえ、スロットを打って稼いでいたときと同様、負けて楽しいことなど、私にはありません。
資産増、不労所得増を目的として、これからも相場に対峙していく所存です!
まとめ
高配当株投資とインデックス投資、それぞれメリット・デメリットがあることをお分かりいただけましたでしょうか?
両方おこなうことで、お互いのデメリットを補うことができるのが、本サイトで二刀流を推奨している理由です。
しかし、もし投資に求めることが「将来の資産形成のみ」であるのなら、その方は
インデックス投資のみ
おこなうことが理想です。
一方、「目先の生活をどんどん向上させていきたい」ことが目的なら、その方は
高配当株投資のみ
おこなうことが理想となります。
人それぞれ、投資に対する目的は違うと思いますので、この記事を参考に自分に合った投資スタイルを模索していきましょう!