こんにちは、TAKASUGIです。
この記事では、高配当株である
東ソー
について解説していきます。
高配当株投資を始めたいけれど、おすすめの銘柄は何?
と高配当銘柄を物色している方や
東ソーの購入を検討しているけど、買って大丈夫?
と買おうか迷っている方は、是非読み進めて下さい。
最初に、私の株式投資に関する簡単なプロフィール紹介します。
投資歴
- 2008年より株式投資を開始して14年生き残り続ける
- 2011年に東電株で大失敗→年末には資産10万円割る
- 2012~2015年 FXメインで買ったり負けたり・・・トータルちょいプラス
- 2016年~2020年 FXをやめ高配当株と若干グロース株も少々(年20~30万プラス)
- 2020年下半期 コロナショックで銘柄選びに失敗。減配しない高配当リストを作成し今に至る
- 2021年1月 資産1,000万円達成
こんな感じで失敗を繰り返し試行錯誤した結果、今の投資スタイルを確立し、1,000万円を超える資産を築くことができました。
さて、東ソーという企業ですが、
知らんがな
って人は多いかと思います。
東レとか、似たような名前の企業もあるしね・・・・
では、なぜこのようなマイナー銘柄を紹介するのかというと、
・財務状況が10年で劇的に改善
・ナンバーワンではないがオンリーワンがたくさん
・配当利回り約5%
といった多くの魅力があるから
こういった誰もが知る大企業以外にも、中小型銘柄を組み込むことによって、
ポートフォリオ全体のリスク分散
に繋げる効果があります。
それでは、購入検討中の人、優良な高配当株を物色している人は、是非読み進めて下さい。
>>>東ソー(株探に飛びます)
高配当株投資の始め方
まず、この記事を読み進めていく前に、証券口座を持っていないなら口座開設を行いましょう。
株式投資は自己責任ですから、当然リスクはつきものですが、
口座開設は無料
です。
また、株を購入しない限り、損することはありません。
おすすめの証券会社は、2022年時点では
1択!
コースによりますが、
・100万円まで手数料無料
・S株という1株投資ができる
・三井住友カードと連携することで、ポイントが貯められる
・他社より取扱商品が多い
といいとこ尽くめだからです。
尚、売買手数料については、すでに全面的に無料にする方針を発表されております。
日本株の高配当株投資だけでなく、インデックス投資や外国の高配当株投資にも適しているため、口座を作って損はありません。
尚、私は長年使い慣れているため、
で日本株を運用しております。
こちらは昔から資産の少ない投資家に優しく、1番はじめに10万円まで手数料無料を行っております。
最近はロボアドバイザーが安く使えて、けっこう人気が出ているよう・・・
今は他にも手数料無料の証券会社が多くなり目立たなくなりましたが、少額投資家の気持ちを一番理解している証券会社です。
今後、改善することも考えられるため、こちらもおすすめの証券会社としております。
東ソーの配当推移
2010年までさかのぼって見れますが、
減配なし
は大きなポイントです。
連続増配はあまりありませんが、業績と相談しつつ、減配がないよう無理なく株主還元を行っていると見て取れます。
2023年3月期は、大幅減益の見込みも
1株配当80円
と減配はない見込み
配当性向38.59%
無理のない株主還元と言えますね。
東ソーの配当方針
東ソーの配当方針は、上図のとおり
具体的な数字は
配当性向30%
となります。
「安定配当」の文字がありますので、増配は控えめになるべく減配しない方針であると見てとれます。
前述のとおり、ここ10年の配当実績を見ても
・連続増配はあまりない
・減配なし
となっているため、宣言どおりの株主還元を行っておりますね。
東ソーの配当金はいついくらもらえる?
東ソーの決算は、最も多い3月決算です。
そのため
6月と12月
に配当金を受け取ることができます。
もらえる配当金は1株当たり
80円/年
年2回なので、6月と12月に4000円ずつもらえる見込みです。
尚、東ソーには株主優待はありません。
【超重要】東ソーのチェックすべき項目は?
最後に、高配当株投資において、チェックすべき項目もみておきましょう。
・配当利回りは3.75%以上か?
・配当性向は50%以内か?
・自己資本比率は40%以上か?
・フリーキャッシュフローはプラスか?
・月足チャートは上昇傾向か?
・セクター内での序列は?
・収益は上昇傾向か?
配当利回りは3.75%以上か?
2023年1月10日時点の配当利回りは
5.02%
基準を大きく上回っているので、いつでも買っていい水準です。
あとは、個人でPERを見て判断したり、チャートを見て判断したり、
自分の納得いく株価
で買っていくことをおすすめします。
配当性向は50%以内か?
前述のとおり、東ソーの2023年3月期の配当性向は
配当性向38.59%
になる見込みです。
計算式は
0円(1株配当) ÷ 207.3円(1株利益) × 100 = 38.59%
50%を下回っているため、余裕をもった株主還元であると言えますね。
自己資本比率は40%以上か?
東ソーの自己資本比率は、2022年3月時点で
65.2%
と非常に高い数字になっております。
おもしろいことに、10年さかのぼってみると、自己資本比率は25.7%しかありません。
この頃では、とても投資対象とすることができませんでしたね💦
しかし、ここ10年で劇的に財務状況が改善されました!
有利子負債も激減しておりますので、倒産リスクは低く安全性の高い企業と言えるでしょう。
フリーキャッシュフローはプラスか?
中小型銘柄においては、キャッシュフローを見ることも重要
特に
フリーキャッシュフローがプラス
であることが大事です。
上図のとおり、13年さかのぼってもフリーキャッシュフローはプラスです!
現金も順調に積み上がっておりますので、
減配リスクの低い企業
であると言えるでしょう。
月足チャートは上昇傾向か?
2018年初頭以降、コロナショックまで下落し続けました。
その後は反動で戻し、1,000円台後半で推移しております。
お世辞にも上昇傾向とは言えませんが、
明確な右肩下がりではない
のは見て取れます。
株価上昇はあまり期待できませんが、最低限のラインはクリアしていると判断します。
セクター内での序列は?
化学セクターでは、
・信越化学工業
・花王
といった大企業があります。
なので、東ソーがセクタートップになることは、残念ながらまずあり得ません。
そこで、
ナンバーワンよりオンリーワン
がないか探っていきましょう。
企業のホームページのIR情報の中に
>>>5分でわかる東ソー
というページがあります。
少しスクロールすると
東ソーの No.1 & Only 1
という項目が表示されます。
ここを見ると
・ファインセラミックス用ジルコニア粉末
・電解二酸化マンガン
・合成ゴムのCSM
・苛性ソーダ
・高速液体クロマトグラフィー用カラム
・臭素
・ウレタン原料のMDI
・エチレンアミン
といった製品が世界シェアNo.1だったり、国内唯一の生産者であったりすることが分かります。
これだけ多くのオンリーワンがあるわけなので、十分投資価値がある企業と言えますね。
収益は上昇傾向か?
最後に収益を見ていきます。
10年前2桁台だったEPSは、200円台まで増えております。
売上も2023年3月期に、はじめて1兆円の大台を超える見込み
営業利益率およびROEも
2桁台
を近年は超えております。
しかし、2022年3月期こそ最高益をマークしたものの、2015年以降
増益と減益を繰り返している
ことが多く見受けられます。
2023年3月期も大幅減益の見込みなので、今後も増益を続けていける企業ではありませんね💦
とはいえ、ここ10年赤字や利益が激減している期はありませんので、不安になるレベルではないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
東ソーの各項目を見ていって、あまり穴のない銘柄だと理解できたかと存じます。
1点だけあるとすれば、やや収益面で安定感がないことでしょうか?
とはいえ、大きく業績を落としている期は少ないし、10年で劇的に財務が改善されたところを見ると安心感があります。
このように、あまり聞いたことのない企業でも、財務状況とキャッシュフローに着目すれば、危険度を測ることができます。
大企業ばかりだと、全体が下がったときに安定感のないポートフォリオになってしまいます。
東ソーのような中小型銘柄を組み入れ、理想のポートフォリオを目指していきましょう!!
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