高配当株の「三菱商事」や「東京海上HD」を買いたかったけど、
高くて手が出せない!
といった悩みを抱えている人に朗報です!
SBI証券が、
単元未満株の購入手数料無料
との情報が飛び込んできました。
通常は100株単位でしか買うことができないため、
主な高配当株の最低購入金額
三菱商事 47万円
KDDI 41万円
東京海上HD 73万円
※2022年3月25日時点
と、いろいろな銘柄を集めるには100万円以上必要でした。
これが1株から買えることになると・・・
主な高配当株の1株購入金額
三菱商事 4,700円
KDDI 4,100円
東京海上HD 7,300円
※2022年3月25日時点
大分投資のハードルが下がりましたね♪
この記事では、SBI証券の単元未満株の取扱について、以下の項目をもう少し深堀していきます。
ポイント
- SBI証券の「買付手数料実質無料」の解釈は?
- SBI証券の単元未満株(S株)の特徴は?
- SBI証券と他の主要ネット証券とサービスを比較
他の証券会社ではどのような取扱になっているかも紹介しますので、
・SBI証券で口座開設して、単元未満株を購入する際のメイン口座とする
・他の証券会社の方がよさそうなので、そちらをメイン口座とする
といった証券会社選びの判断材料にしていただけると幸いです。
SBI証券の「買付手数料実質無料」の解釈は?
SBI証券のサイト内の説明文を読んでみると・・・
・買付のご注文の約定時点では、約定金額の0.5%(税込0.55%、最低手数料50円(税込55円))の手数料が徴収されます。
・キャッシュバック金額につきましては、取引翌月下旬頃にまとめて証券総合口座へお支払いいたします。
・売却時の手数料は、「約定金額の0.5%(税込:0.55%)(最低手数料50円(税込:55円))」です。
SBI証券サイト内より引用
とのこと。
これを分かりやすく言い換えると・・・
ポイント
株を買ったとき、とりあえず買った金額の0.5%は取られる「買った金額の0.55%<55円」の場合、取られる金額は55円手数料は買った次の月の下旬頃に返してくれる- 単元未満の株を売却するときは、手数料0.5%がかかる
ということです。
※2022年7月12日追記 SBI証券のS株は「実質」無料から無料にグレードアップしました!!
尚、あくまで手数料無料は買うときだけ
売るときは手数料がかかるので注意が必要です
投資において手数料は超重要!
数十円といえど、意識するようにしましょう。
SBI証券の単元未満株(S株)の特徴は?
SBI証券のサイト内を見てみると
ポイント
- 数百円であの有名企業の株主に?1株から株が購入できる!
- 買付手数料が無料!
- 24時間いつでも注文が可能!
といった点をアピール
手数料の件は上述のとおりなので、ここではそれ以外を見ていきます。
1株から株が購入できる
正直、他の証券会社でも単元未満株を買えるところはいくつがあります。
なので、SBI証券特有のメリットではありません。
とはいえ、単元未満株の取扱がない証券会社の方が多いため、メリットではあります。
ただ、「有名企業が・・・」ってところは引っ掛かりますね。
- 東京電力
- 日産自動車
- レオパレス
上記は多くの人が知っている企業です。
どれも1株500円以内で買えます。
でも、事故や不祥事があって配当金がなくなったり、全盛期よりずいぶん株価がさがったりしていますね💦
なので、初心者の方にお伝えしたいのは、
有名なだけで株を買うと痛い目みる
ってこと。
業績や財務状況、過去の配当推移など調べてから買うべきです。
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尚、米国株は日本と違い、普通に1株から購入することができます。
SBI証券は
米国の個別株やETF、投資信託も豊富に取扱いあり!
米国株で高配当株投資を始めたい人にも、おすすめの証券会社です。
ただし、米国株の配当金はドル支払いとなるため、円に戻す方法は下記記事にて紹介しております。
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24時間いつでも注文が可能
注文は、24時間可能とのこと。
これもメリットといえばメリットですが、普通の買い付けでもメンテ時間以外は注文を出せます。
なので、ここではSBI証券のS株を注文した際の取扱をみてみます。
注文時間と約定時間は以下のとおり
要するに
ポイント
- 前後場の「始値」か「終値」で、購入金額が決まる
- 〆時間は、通常の市場と異なるので要注意
- 注文は1日3回まで
やはり指値はできない模様・・・
今日安くなったから注文したけど、翌営業日の始値が急騰して
せっかく安いときに注文したのに、
約定したときは高くなってしまったよ・・・
っといったリスクはありそうですね💦
しかし、本来できない単元未満株の購入ということをやらせてもらっているので、この点は制度上やむを得ないでしょう。
しっかりこういったデメリットがあることも理解した上で、単元未満株の購入を考えていきたいですね。
SBI証券と他の主要ネット証券とサービスを比較
SBI証券のS株(単元未満株)の取扱が、どれくらい他ネット証券と比べ優れているか、検証していきます。
ではまず、私の愛用する松井証券
そもそも、
単元未満株の買付ができません!?
売却は可能ですが、手数料は0.55%となります。
次に、なにかとSBI証券と比較される楽天証券
こちらも
買付できません。
できるのは保有中の単元未満株の買取請求だけ。
よって、SBI証券とあわせて人気の高い3社を比較すると、
そもそも単元未満株を購入できるのSBI証券だけ(笑)
ということが分かります。
尚、唯一SBI証券に対抗できるのが、マネックス証券
こちらはいち早く単元未満株の購入を可能とし、手数料も無料としました。
基本はSBI証券と変わりません。
手数料
購入時:0円
売却時:0.55%
違いは最低手数料が52円と、SBI証券より3円安いところのみ。
正直誤差の範囲内なので、
だったら他の用途にも優れているSBI証券でよくね?
という結論に至りますね💦
SBI証券S株とNISAについて
SBI証券のS株は、
一般NISAも対応しています!
これまで資金が少なく1株から買う人向けには、
SBIネオモバイル証券
をオススメされることが多かったです。
しかし、こちらの欠点の1つに、
NISA口座に対応していない
というデメリットがありました。
SBI証券では、
S株の対応可能な口座種別
- 一般口座
- 特定口座
- NISA
- ジュニアNISA
が対象となっております。
ただし、つみたてNISAは対象外となるのでご注意下さい。
まとめ
ポイント
- SBI証券のS株(単元未満株)は買付手数料無料
- 売却時は手数料がかかるので注意
- 楽天・松井のネット証券ライバルはそもそも買付できない
- 指値はできないため、思わぬ高値で約定するリスクあり
2トップの一角、SBI証券が単元未満株を手数料無料で買えるようになったことは、超朗報!
今まで、
- 日本株はA社
- インデックス投資はB社
- 外国株はC社
みたいに、たくさん口座を使っていた人も、SBI証券にまとめてしまってよさそう・・・
ただ、今後はライバルも追随してくる可能性があるため、その時々で適切な証券会社選びをおこなっていきましょう!