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【伊藤忠商事】第2四半期決算 減収減益も思った以上に傷は浅い

11月4日に発表された伊藤忠商事の第2四半期決算。

減収減益は予想通りですが、その下げ幅が少ないのは好印象です。

他の総合商社が軒並み前年比50%を超える減益を見込んだり、赤字転落する中では突出しています。

ポイントは以下の3点です。

  • 前期では減収減益なものの、3ヶ月ごとでみると前年比増益
  • 三菱商事と比較して、名実共に総合商社No,1
  • 株価上昇による配当利回りの低下。今後の増配に期待

それでは、同業他社と比較しながら伊藤忠商事の決算内容を以下確認していきましょう。

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前期では減収減益なものの、3ヶ月ごとでみると前年比増益

4月から9月の前期の売上は-10.4%、最終益は-12.6%となりました。

通常ですと二桁減益のため、株価を下げる要因となります。

しかし、今期はコロナウイルスの影響により、すでに収益が減ることは織り込み済みです。

むしろ同業他社が-50%を超える減益を見込んでいるところもあることから、コロナの影響を最小限に食い止めたと評価できます。

そのため、現在はアメリカ大統領選後の世界的な株高の影響も受け、直近では高値圏を推移しております。

また、3ヶ月ごとの決算で見ると、前年同期比+4.2%と増益になっております。

状況にもよりますが、今後もコロナの影響が比較的少ないまたはあっても最低限に食い止められる企業であると考えられます。

三菱商事と比較して、名実共に総合商社No,1

伊藤忠商事の対局にあるのが、財閥系の三菱商事です。

この2社が総合商社No,1の椅子を争っております。

しかし、この争いは2015年(2016年3月期)で個人的には決着がついております。

この年はチャイナショックがあり、アベノミクス開始後はじめて株価の暴落がありました。

当時の私は株よりFX中心に投資していたため、ちょっと目を離したらドル円が1円も落ちる恐怖を眺めておりました(笑)

この年の決算は双方悪かったのですが、伊藤忠商事が大きな減益があったものの黒字であったのに対し、三菱商事や三井物産は創業以来初の赤字となりました。

そして、2020年も同様にコロナショックが起きましたが、現時点での今期の最終益見込みが伊藤忠商事が-20%なのに対し、三菱商事は-60%以上と大きく差を空けられております。

上図のとおり、前期終わって-64.2%もの減益実績となったことから、最終もほぼ予想どおりとなるでしょう。

もちろんこれから巻き返して・・・ということもない訳ではありませんが、ほぼ伊藤忠商事の勝利です。

今後もこの展開が続くと思われ、もし総合商社株への投資を考えている人がいたら、真っ先に伊藤忠商事をおすすめします。

株価上昇による配当利回りの低下。今後の増配に期待

上記のとおり、商社株を買うなら現状伊藤忠商事1択です。

しかし、すぐに飛びついていいかというと、そうではありません。

現在世界的な株高で、多くの株が実体経済より高い水準におります。

そのため、11/11終値で配当利回りが3.23%と、配当金狙いとしてはやや魅力に欠ける水準となっております。

コロナ感染が拡大し始めている状況もあり、この後大きく下落する局面が訪れるかもしれません。

少し下がるのを待って買う方がよいでしょう。

もしそのまま下落局面がしばらくなかった場合は、縁がなかったと諦めましょう。

どうしても買いたい人は、今の金額でも買うこと自体は悪くはありません。

むしろ下手に配当利回りだけ高いところを買って、後程減配されるより余程ましな選択です。

伊藤忠商事は累進配当政策を採っている企業ですので、今買っても将来的に利益が伸びれば増配する余地があります。

※累進配当政策とは、簡単に言うと業績悪くても基本減配せず、反対に好業績の時は増配することを約束しております。

累進配当政策は撤回した企業もあるため絶対ではありませんが、信用できる実績は今のところ残せています。

終わりに

伊藤忠商事の今期は減収減益見込みなものの、その下げ幅は少なくコロナの影響は限定的です。

これは他の総合商社と比較しても、数字に顕著に表れております。

総合商社株を買って不労所得を得たい人には、真っ先におすすめする銘柄です。

しかし、現時点では株価がやや高く配当利回りが低下しているため、少し下がるところを待って買うのをおすすめします。

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